もしかして・・・最悪のシナリオ！？

[カネゴンさん]

24日の中国・上海株式相場は大幅に反落した。上海総合指数は前日比115.137ポイント（3.44％）安の3223.526だった。中国銀行業監督管理委員会（銀監会）による商業銀行の自己資本比率規制の強化が警戒され、銀行株を中心に売りが膨らんだ。

　銀監会は23日、商業銀行にリスク管理強化を要請すると同時に自己資本比率規制が比較的低い銀行に対して業務拡大などを制限するとの方針を示した。大手銀の中国銀行が資本増強のために大規模な資金調達を計画しているとも伝わり、新株発行に伴う１株利益の希薄化懸念が銀行株全般に広がった。上海新黄浦置地、北京北辰実業など不動産株も大幅に下落。中国石油天然気、中国石油化工、中国アルミといった資源・素材株、中国国際航空、中国南方航空などの航空株も売られた。インフルエンザ流行による販売増への期待から買われてきた北京同仁堂、上海第一医薬などの医薬品株は急落した。上海株は11月に入り上昇基調が続いていたため、市場全般に利益確定目的の売りも膨らんだ