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紅茶世界一、姫ふうき
紅茶世界一 2009年10月11日
紅茶 , 姫ふうき , 金賞、英、枕崎:枕崎紅茶「姫ふうき」、英で最高の三つ星金賞に
本場で認められた日本の技術、風土も温暖化でインドに近づいてきているのか。来年COP10が開かれるがミスリードしないようにしてほしい。(Y)
枕崎紅茶「姫ふうき」、英で最高の三つ星金賞に
世界一に輝いた「姫ふうき」を手がけた茅野さん夫婦=大原一郎撮影
ロンドンで9月に開かれた国際的な食品コンテスト「グレート・テイスト・アワード2009」で、鹿児島県枕崎市の製茶業茅野(かやの)薫さん(68)、ミヨ子さん(66)夫婦が手がけた紅茶「姫ふうき」が、最高の三つ星金賞に輝いた。
日本人として初めての受賞。紅茶に一家言ある英国人をもうならせ、"世界一"をつかんだ陰には、枕崎紅茶の復活にかける悲願が込められていた。
「姫ふうき」は、無農薬、有機栽培で育てた茶葉を手摘みして仕上げた。蜜のような甘い香りや渋み、酸味、甘味が調和した濃厚な味わいが魅力だ。
緑茶産地として知られる枕崎市は1960年代には国内有数の紅茶の産地でもあった。茅野さんは高校卒業後、県の茶業試験場で栽培法を学び、紅茶メーカーに就職。だが、71年の紅茶の輸入自由化を境に、国産の紅茶は安い海外産に押されるようになった。枕崎紅茶は廃れ、茅野さんも緑茶づくりへの転身を余儀なくされた。
約30年後の2002年、茅野さんは国産の茶樹「べにふうき」と出会う。その茶葉の品質にほれこみ、「これなら、安さに負けない、高品質で世界に通用する紅茶ができる」と確信。枕崎紅茶の復活を目指す仲間とともに研究会をつくり、本格栽培に乗り出した。
紅茶に適した成分の土を選ぶことから始め、さわやかな渋みと、飲んだ後に残る自然な甘さを得るため、無農薬の有機栽培にした。機械摘みが主流の中、目と指先で品質を確認しながらの手摘み。年間100~150キロを収穫している。
2度目のコンテスト挑戦となった今年は、発芽したばかりの葉だけを使った紅茶を出品。味わいと安全性が評価された。金賞は一つ星から三つ星まであり、07年には同県南九州市の薩摩英国館が出品した紅茶が二つ星に選ばれている。
「有機栽培で畑が生まれ変わるのに10年はかかる。これからもっとおいしくなる」と茅野さん。「本物は時代の変化に左右されず、愛され続ける。枕崎の紅茶をそんな本物に育てたい」と話す。
姫ふうきは鹿児島市の百貨店などで販売されている。40グラム1575円。問い合わせは瀬戸茶生産組合(0993・76・3719)へ。(角亮太)
(2009年10月11日16時56分 読売新聞)
紅茶 , 姫ふうき , 金賞、英、枕崎:枕崎紅茶「姫ふうき」、英で最高の三つ星金賞に
本場で認められた日本の技術、風土も温暖化でインドに近づいてきているのか。来年COP10が開かれるがミスリードしないようにしてほしい。(Y)
枕崎紅茶「姫ふうき」、英で最高の三つ星金賞に
世界一に輝いた「姫ふうき」を手がけた茅野さん夫婦=大原一郎撮影
ロンドンで9月に開かれた国際的な食品コンテスト「グレート・テイスト・アワード2009」で、鹿児島県枕崎市の製茶業茅野(かやの)薫さん(68)、ミヨ子さん(66)夫婦が手がけた紅茶「姫ふうき」が、最高の三つ星金賞に輝いた。
日本人として初めての受賞。紅茶に一家言ある英国人をもうならせ、"世界一"をつかんだ陰には、枕崎紅茶の復活にかける悲願が込められていた。
「姫ふうき」は、無農薬、有機栽培で育てた茶葉を手摘みして仕上げた。蜜のような甘い香りや渋み、酸味、甘味が調和した濃厚な味わいが魅力だ。
緑茶産地として知られる枕崎市は1960年代には国内有数の紅茶の産地でもあった。茅野さんは高校卒業後、県の茶業試験場で栽培法を学び、紅茶メーカーに就職。だが、71年の紅茶の輸入自由化を境に、国産の紅茶は安い海外産に押されるようになった。枕崎紅茶は廃れ、茅野さんも緑茶づくりへの転身を余儀なくされた。
約30年後の2002年、茅野さんは国産の茶樹「べにふうき」と出会う。その茶葉の品質にほれこみ、「これなら、安さに負けない、高品質で世界に通用する紅茶ができる」と確信。枕崎紅茶の復活を目指す仲間とともに研究会をつくり、本格栽培に乗り出した。
紅茶に適した成分の土を選ぶことから始め、さわやかな渋みと、飲んだ後に残る自然な甘さを得るため、無農薬の有機栽培にした。機械摘みが主流の中、目と指先で品質を確認しながらの手摘み。年間100~150キロを収穫している。
2度目のコンテスト挑戦となった今年は、発芽したばかりの葉だけを使った紅茶を出品。味わいと安全性が評価された。金賞は一つ星から三つ星まであり、07年には同県南九州市の薩摩英国館が出品した紅茶が二つ星に選ばれている。
「有機栽培で畑が生まれ変わるのに10年はかかる。これからもっとおいしくなる」と茅野さん。「本物は時代の変化に左右されず、愛され続ける。枕崎の紅茶をそんな本物に育てたい」と話す。
姫ふうきは鹿児島市の百貨店などで販売されている。40グラム1575円。問い合わせは瀬戸茶生産組合(0993・76・3719)へ。(角亮太)
(2009年10月11日16時56分 読売新聞)
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紅茶の世界にも日本の技術がいきているのですね。
紅茶って本当に奥の深い飲み物だと思います。いろいろな味のものがありますね。私はダージリンがけっこう好きです。
日本からではインド株が買えないので、せめて紅茶だけでもダージリン(दार्जीलिङ्ग)を買おうと思っていたのですが、国産でいい紅茶が出来て良かったです。
縁起のいい話です。
紅茶って寒暖の差があるのがいいみたいですね。。。
そうですね、先程杉下右京が紅茶を入れるのを見て思わず笑ってしまいました。
熱湯を入れて直ぐ注いで飲もうとしています。
本当に紅茶を入れたことがあればまずい紅茶だとわかります。
何気にないとこにも技術があるのだと思います。
ダージリン美味しいですね。
米国で上場している大手もあります。
インド株買えると思います。
日本でも早速人気が出そうですね。
そうですね、正論です。
セイロン(スリランカ)でした。
温暖の差がある日本の株も育つでしょうか?
日本人で初めてのグレート・テイスト・アワード2009
の受賞大変誇らしいですね
これも生産者のご苦労があってこそ!
紅茶は好きで良く買って飲むのですが
外国産が多くて・・・
これなら国産で無農薬の有機栽培で
いろんな世代で安心して飲めます
日本の農作物でいいものも多いので
もっと世界に広めていってもらいたいです
そうですね、プレミアムがついて生産者の方もがんばり甲斐があるというもの。
鹿児島の百貨店で売っているようです。
他にもいいものがあるので世界に発信してほしいですね。
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