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円高が重くのしかかる

2日の日経平均は、10280.46(-249.60)と、予想どおりNYを追いかけて急落。日足の転換線10454も基準線10401も突き抜けており、ボリンジャーバンドもマイナスσ10282もわずかにきっており、バンドもせばまって転換を示唆。MACDは下降をし始めており、急激に戻さない限り、目先は下降トレンドに転換しそうだ。ただしまだ週足は転換線9908の上を維持しており、TP10050の上。中期はまだ下降トレンドとはいえない。ただ買い残がかなり高い水準にあり、下げを加速する可能性があることが心配だ。

ダウは9280.67(-29.93)小幅だが続落。転換線9449も、基準線9318も回復できていない。ボリンジャーもTP9343にも戻していない。マイナスσまできてはいないので勢いは強くないが下げ止まったとはいえない状況。MACDもRCIも下げており、7月以来の上昇の下値支持線はきっており、リズムからは1月ぐらいは調整してもおかしくない。週足はなお、転換線8858ははるかに下にあるが、週足のボリンジャーはプラスσとTPの間にあり、まだ上昇基調だが、これを維持できるかどうか、注意が必要だろう。


ドル円はさらに円高がすすんで92.22.日足、週足とも転換線、基準線の下で、日足のボリンジャーはマイナス2σ92.51を割っており、週足ボリンジャーもマイナス2σ91.91近くまで落ちてきており、円高トレンドの勢いは強い。7月13日の安値92.05を割ってくれば88円あたりまでドル安円高がすすんでゆく可能性が高い。


ADP雇用統計が予想より悪かったということで、ダウは続落。雇用は小幅だがなお減少しており、まだ雇用が拡大するには時間がかかるということで、雇用統計が懸念される。雇用の弱さを反映して、アメリカの金利が低下しており、10年物の国債は、日足のボリンジャーはマイナスσと2σの間で、バンドが下に広がっており、金利低下のトレンドが発生している。これを受けてドル安円高が進んでゆくという構図のようだ。円高が確実にすすみそうなので、その影響で東京市場は当面NYより弱くなりそうだ。
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