090824概況

[とっちゃん坊主さん]

日経平均は今年5番目の上げ幅
心理的な節目の10500円台を回復。33業種すべて上昇する文字通りの全面高。

週末の米国市場では、7月の中古住宅販売件数が市場予想を大幅に上回ったことや、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が世界景気に対してポジティブな内容の講演を行ったことで、ダウは大幅高。4日続伸した。週明けの東京市場ではその流れを受け、1万0300円を上回って始まり、一気に1万0500円超まで上昇。資源関連や値がさハイテクが高く、消費関連の上げが目立つなど、全面高となった。

　後場は為替が1ドル＝94円台半ばと円安傾向であることで輸出関連が好調なほか、アジアの株式市場の堅調を受けて、日経平均はきょうの高値圏で推移した。350円近く上昇し14日に付けた終値ベースの年初来高値(1万0597.33円)に急接近する場面もあったが、利益確定売りの増加で上値を切り上げるには難しい展開となった。売買高は17億5898万株と7月17日(16億4389万株)以来の薄商いとなり、この上昇相場における投資家の動きづらさが伺えたが、資源関連の好調が続き、日経平均の引けは340円高と急上昇となった。

出来高は概算１７．６億株（前日比－４．４億株）、売買代金は１兆３０４９億円（前日比－１８４３億円）

8月限SQ値（10609円）を上回ると、年初来高値（10630円）の更新もあるか。