090804概況

[とっちゃん坊主さん]

日経平均は前日比22.54円高の1万0375.01円。

前日の米国市場では、米ISM製造業景況感指数が前月比4.1ポイント増の48.9と市場予想を上回ったことが好感されたほか、原油先物が大幅高となったことや、7月のフォードの新車販売台数が20ヵ月ぶりに増加に転じるなどで、ダウは大幅に3日続伸。東京市場でも大幅高となり、1万0400円を上回ってスタートした。原油高を受けて資源や商社のほか、金融、鉄鋼が高い。為替が1ドル＝95円前半で円安となっていることを好感し機械や電気機器なども買われたが、1万0500円手前で上値を抑えられ、高値圏でのもみ合いとなった。

　後場は、上げ幅を縮小させた。昼休みに業績予想の下方修正を発表したヤマハ発 が急落し、自動車関連や窯業がマイナスに転落したほか、その他製品や電気機器が失速した。前場の膠着した相場を受けて積極的な買いは弱く、1万0400円付近まで下落。押し目買いも見られたが、そこから買い上がる勢いは乏しかった。不動産や証券株も急激に値を下げ、日経平均はさらに上げ幅を縮め、結局は22円高で取引を終えた。TOPIXは1988年2月10日～3月2日に16日続伸して以来、約21年半ぶりとなる13日続伸。

出来高は概算２３．７億株（前日比＋３．１億株）、売買代金は１兆７３７４億円（前日比＋２９９４億円）