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米金融・債券市場展望=国債入札控え軟調

米金融・債券市場展望=国債入札控え軟調
09/07/07 08:12


 [ニューヨーク 6日 ロイター] 7日の米国債相場では、弱い雇用統計を受けて6日に上伸した短期債が、新たな供給を控えて押し戻される可能性がある。一方、長期債は、インフレ懸念や供給懸念から引き続き下落する見通し。  DAダビッドソンのバイスプレジデント、メアリー・アン・ハーレー氏は「短期債は依然、悪い雇用統計と(サンフランシスコ連銀総裁の)イエレン氏が先週、金利は数年間ゼロ付近で推移すると述べたことにに注目している」と語った。  労働省が2日発表した6月の雇用統計では、新規就業者数は46万7000人減少し、失業率は9.5%に上昇した。このニュースを受けて、安全な投資先としての債券買いが復活。10年債 の利回りは3.46%と、5月下旬以来の最低水準に低下した。  一方、長期債は「低金利が長期的にインフレを促すかどうかを懸念」(ハーレー氏)している。  今週は7日に3年債、8日に10年債、9日に30年債の入札が行われ、計730億ドルの国債が売却される予定。今回の売却は、政府の景気対策や金融救済に伴う財源として、財務省が今年度発行する2兆ドルの新発債の一部となる。  ジェフリーズのストラテジスト、ジョン・スピネロ氏は、前回の3年物の売却から相場はかなり上伸したが、連邦準備制度理事会(FRB)による短期金利のゼロ金利政策を踏まえ、7日の入札は「恐らく買い手が付くだろう」と語った。  一方、同氏は「10年物や30年物についてはより需要が試されよう」と指摘。6日に下落した長期債が引き続き売られ、イールドカーブが一段とスティープ化すると予想した。  インフレは購買力や債券への投資意欲を奪うため、投資家が10年債や30年債をどの程度意欲的に購入するかは、長期的なインフレ見通しにある程度左右されよう。  米国みずほ証券のチーフエコノミスト、スティーブ・リチュート氏は「インフレ見通しは、投資家のポートフォリオの期間だけでなく、株式と債券の相対的な比重を決める」と語った。  同氏は、FRBが量的緩和を長期化し、インフレを定着させると投資家が懸念すれば、国債は「急速で力強い」売却に見舞われると述べた。
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