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ブログ

【投資脳のつくり方】「ミクロの分析」が重要になってくる

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●【本日のニュース】/米ナイキの3~5月期、純利益30%減
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米スポーツ用品大手ナイキが24日に発表した3~5月期決算は、売上高が前年同期比7%減の47億1300万ドル、純利益が同30%減の3億4140万ドルだった。


世界的な消費者心理の冷え込みで、販売が伸び悩んだ。特に、5月に発表した従業員5%の人員削減策に関連したリストラ費を計上したことが純利益を押し下げた。


(2009/06/25日経速報ニュースより一部抜粋)


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【ニュースの深層】「ミクロの分析」が重要になってくる
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。


経済アナリスト、木下晃伸です。



■米スポーツ用品大手のナイキも業績は芳しくありません。前年対比で3割もの減益、というのは日本の百貨店クラスの落ち込みと言えるでしょう。


しかし、株価はどうか。


株価は業績が軟調な中でもしっかりと値を保っています。水準もすでにリーマンショック前を回復するほどです。


※NIKE, Inc. (Public, NYSE:NKE)

http://www.google.com/finance?q=NYSE%3ANKE



■これまで、リーマンショックが明らかになった08年秋からGMがチャプター11を申請する6月初旬までは、「マクロ分析」が主流でした。


マクロ分析とは、景気経済全体を統計等をベースに分析していくというもの。


そのため、私も徹底的に当メールマガジンはマクロの分析をお伝えしてきました。3月11日に「株価暴騰の予感」と題し、「緊急特別リポート」を配信することに至った分析内容もマクロ分析が主流でした。



■しかし、これからは「ミクロ分析」が非常に重要になってきます。なぜなら、マクロ動向にはこれから大きな変化が見られることがあまりない、と考えられるからです。


そのため、ある特定の産業、特定の企業から、変化の兆しを見つけていくことが重要になってくるでしょう。そのためには、徹底した現地取材しかありません。靴底を減らして取材することで見えてくることがあるはずです。


特に、米国の消費には細心の注意が必要になってきます。株価は、誰の目にも消費が回復して来たときにはもう遅いです。


消費が回復する前に「消費が回復する予兆を感じ取」らなければ、株価上昇をとることができないでしょう。


そのため、7月1日(水)より7月7日(火)までニューヨーク、ワシントン、シカゴを訪問、米国の「今」を肌で感じてきたいと思います。もちろん、こちらのメールマガジンでも現地よりお伝えしていく予定です。


ご期待いただければと思います。


(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)
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