ユリウスさんのブログ
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我が国を「警察国家」にしてはならない -麻生内閣の警察情報
昨年9月、麻生政権が発足した時、人事の偏りにアレッと思ったことがある。それは官邸に警察幹部が何故か多かったから。ハッキリとしたことはよく分からないけれど、現状は国民がノホホントしておれない事態になりつつあると思う。
翔年はわが国を警察国家にしてはならないと固く信じるので、最近の出来事から、危惧するところをかいつまんで書く。
1 官邸に元警察幹部が異常に多い( )内は元役職
官房副長官、漆間巌(警察庁長官)、
危機管理監に伊藤哲朗(警視総監)、
内閣情報官に三谷秀史(千葉県警本部長、警察庁外事情報部長)
総理秘書官に室城信之(警察庁刑事局企画分析課長)
→ 何故、こんなに多くの警察OBをならべるのか? 並べなければならないのか?
官房副長官が警察出身者というのは33年ぶりのことだそうだ。今にして思えば、政権発足時に麻生総理にハッキリと指摘してただしておくべきであったと思う。
2 漆間官房副長官がうっかり口をすべらせた事件
小沢民主党党首の秘書が逮捕され、いよいよ自民党議員にも捜査の手が及ぶと、国会内が騒然としていた最中、漆間官房副長官が「自民党議員は逮捕されない」と発言した。
→ 常識的に考えて、検察しか知らない情報をなぜ官邸が知っているのか? 後から、いろいろ言い訳をしたが、「今回の捜査は小沢代表をターゲットにした国策捜査だよ」と耳打ちされていたので、ウッカリしゃべってしまったと考えられる。
翔年が恐れるのは、民主党議員も自民党議員も他省庁の官僚も、多かれ少なかれ、脛に傷を持っているので、官邸が情報を握っていて、いつでも逮捕できることを疑うと、麻生総理や官邸に対して戦いの腰が引けてしまうのではないか? ということ。
事実、その気配は色々な場面で窺えるようになってきている。(一例を後述)
3 総理は官房副長官の手先?
公務員制度改革関連法案が国会に提出され、新に創設される内閣人事局を巡って大騒ぎになった当時のことを振り返ってみよう。
政策に何の関心も示さない官房副長官(企画庁幹部の話)だったが、内閣人事局の話にだけは異常なほど強い関心をしめした。そして、条文は「内閣人事局長は、内閣総理大臣が内閣官房副長官の中から指名する者をもって充てる」と漆間官房副長官の意向とおりで決着した。
→ 後で聞いた話では、自民党内でもめていた時、漆間副長官から「反対しているのは中川や塩崎、彼らは反麻生で騒いでいる」と吹き込まれた「オバカさん」がそれではと闘志を燃やして強行突破したという。
このような何ともいえない情けない官邸内の有様が漏れでてきます。何よりもこれによって「公務員制度改革」は霞ヶ関官僚の勝利に帰したのです。制度の改革から、後退に後退を続けるリーダー不在のこの内閣は早く退陣させないといけません。
4 妙な窃盗事件 -高橋洋一教授のケース
「霞ヶ関全てを敵に回した男」として知られ、小泉内閣の竹中平蔵(金融担当大臣、総務大臣を歴任)の智慧袋であった高橋洋一氏(元内閣参事官、東洋大学教授)が窃盗で摘発された。容疑は3月24日に練馬区の温泉施設で、鍵のかかってないロッカーからブルガリの高級腕時計(数十万円相当)と5万円入りの財布を盗んだのだそうだ。
高橋氏が窃盗の事実を認めているという報道がある一方、事件後、高橋氏は世間を避け、口を閉ざしているというから、奇妙な事件ではある。(何か裏がありそう)
高橋氏と親交のある佐藤優氏によれば、3月3日のインタビューの時、「私は財務省批判をしているから、親類縁者までみんな厳しくチェックされて結構大変ですよ」と語っていたという。
→ これほどに冷静に官僚組織(警察だけでない)の怖さを知って注意していたはずの高橋洋一氏が、どうして窃盗事件などという破廉恥な事件をおこしたのか?
翔年は訳が分からないので、つい裏に、汚い陰謀が渦巻いているのではないかと思ってしまう。
これに類する記事は新聞とネットに出れば、これからはシッカリと記録しておかねばならないと考える。わが国を言いたいことが言えない、「もの言う翔年」が存在できない、息苦しい警察国家にだけはしてはならないと思うから。
(参考資料)
雑誌「Foresight 5月号」、「ノンフィクションと教養」講談社MOOK、インターネットの色々なサイト -記してお礼に替えます-
翔年はわが国を警察国家にしてはならないと固く信じるので、最近の出来事から、危惧するところをかいつまんで書く。
1 官邸に元警察幹部が異常に多い( )内は元役職
官房副長官、漆間巌(警察庁長官)、
危機管理監に伊藤哲朗(警視総監)、
内閣情報官に三谷秀史(千葉県警本部長、警察庁外事情報部長)
総理秘書官に室城信之(警察庁刑事局企画分析課長)
→ 何故、こんなに多くの警察OBをならべるのか? 並べなければならないのか?
官房副長官が警察出身者というのは33年ぶりのことだそうだ。今にして思えば、政権発足時に麻生総理にハッキリと指摘してただしておくべきであったと思う。
2 漆間官房副長官がうっかり口をすべらせた事件
小沢民主党党首の秘書が逮捕され、いよいよ自民党議員にも捜査の手が及ぶと、国会内が騒然としていた最中、漆間官房副長官が「自民党議員は逮捕されない」と発言した。
→ 常識的に考えて、検察しか知らない情報をなぜ官邸が知っているのか? 後から、いろいろ言い訳をしたが、「今回の捜査は小沢代表をターゲットにした国策捜査だよ」と耳打ちされていたので、ウッカリしゃべってしまったと考えられる。
翔年が恐れるのは、民主党議員も自民党議員も他省庁の官僚も、多かれ少なかれ、脛に傷を持っているので、官邸が情報を握っていて、いつでも逮捕できることを疑うと、麻生総理や官邸に対して戦いの腰が引けてしまうのではないか? ということ。
事実、その気配は色々な場面で窺えるようになってきている。(一例を後述)
3 総理は官房副長官の手先?
公務員制度改革関連法案が国会に提出され、新に創設される内閣人事局を巡って大騒ぎになった当時のことを振り返ってみよう。
政策に何の関心も示さない官房副長官(企画庁幹部の話)だったが、内閣人事局の話にだけは異常なほど強い関心をしめした。そして、条文は「内閣人事局長は、内閣総理大臣が内閣官房副長官の中から指名する者をもって充てる」と漆間官房副長官の意向とおりで決着した。
→ 後で聞いた話では、自民党内でもめていた時、漆間副長官から「反対しているのは中川や塩崎、彼らは反麻生で騒いでいる」と吹き込まれた「オバカさん」がそれではと闘志を燃やして強行突破したという。
このような何ともいえない情けない官邸内の有様が漏れでてきます。何よりもこれによって「公務員制度改革」は霞ヶ関官僚の勝利に帰したのです。制度の改革から、後退に後退を続けるリーダー不在のこの内閣は早く退陣させないといけません。
4 妙な窃盗事件 -高橋洋一教授のケース
「霞ヶ関全てを敵に回した男」として知られ、小泉内閣の竹中平蔵(金融担当大臣、総務大臣を歴任)の智慧袋であった高橋洋一氏(元内閣参事官、東洋大学教授)が窃盗で摘発された。容疑は3月24日に練馬区の温泉施設で、鍵のかかってないロッカーからブルガリの高級腕時計(数十万円相当)と5万円入りの財布を盗んだのだそうだ。
高橋氏が窃盗の事実を認めているという報道がある一方、事件後、高橋氏は世間を避け、口を閉ざしているというから、奇妙な事件ではある。(何か裏がありそう)
高橋氏と親交のある佐藤優氏によれば、3月3日のインタビューの時、「私は財務省批判をしているから、親類縁者までみんな厳しくチェックされて結構大変ですよ」と語っていたという。
→ これほどに冷静に官僚組織(警察だけでない)の怖さを知って注意していたはずの高橋洋一氏が、どうして窃盗事件などという破廉恥な事件をおこしたのか?
翔年は訳が分からないので、つい裏に、汚い陰謀が渦巻いているのではないかと思ってしまう。
これに類する記事は新聞とネットに出れば、これからはシッカリと記録しておかねばならないと考える。わが国を言いたいことが言えない、「もの言う翔年」が存在できない、息苦しい警察国家にだけはしてはならないと思うから。
(参考資料)
雑誌「Foresight 5月号」、「ノンフィクションと教養」講談社MOOK、インターネットの色々なサイト -記してお礼に替えます-
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