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ブログ

【投資脳のつくり方】今は、プロが一番“ビビっている”相場

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●【本日のニュース】/英TCI、株高で買い戻し迫られる
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英ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)が東芝の空売りをほぼ解消したことが18日わかった。想定外の株価上昇により損失覚悟で買い戻さざるを得なくなったとみられる。開示情報から推計すると空売りに伴う損失は100億円を超えたもようだ。


TCIは3月2日時点で東芝の発行済み株式数の約4.3%(約1億4000万株)分の空売りポジションがあった。14日にこのうち約1億3000万株を買い戻し、同比率は0.2%まで低下した。市場では14日の大引け後に取引所外取引で東芝株が123億円売買されたことが話題となっており、これがTCIの買い戻しの一部だったようだ。


TCIはこれまでソニー、シャープ、みずほフィナンシャルグループなど業績不振の主力株を空売りしていた。ただ、いずれも空売り後に株価が上昇して空売り解消を余儀なくされており、残る東芝株の動向が注目されていた。この件について、TCI側は「ノーコメント」としている。


(2009/05/19日日経速報ニュースより一部抜粋)



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【ニュースの深層】今は、プロが一番“ビビっている”相場
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。


経済アナリスト、木下晃伸です。



■私は、2月末より弱気姿勢を少しずつ転換させ、3月10日のシティグループ、パンディットCEO発言で強気姿勢に転換しました。


それは、考え方を【緊急特別リポート】としてまとめ、実に4000名近くの方からご応募があるほどとなりました。


その後、日経平均株価のみならず、世界中の株式市場は大幅に反発、ピンポイントで株式市場の転換点をお伝えすることができた、と考えています。



■しかし、一方で本日ご紹介した、英ザ・チルドレンズ・インベストメントのように、弱気姿勢からショート(売り)を行い、巨額の損失を計上するようなプロも出て来ているようです。


これは気持ちが分からないでも無い。


私の同僚や先輩、後輩ファンドマネジャーは、キャリアアップの方法として、ヘッジファンドへの転職を行なうケースが目立ちます。


それは、投資信託や年金の運用は、「ロング(買い)」のみの投資行動であり、株価が下落する局面ではどうしても損失を計上せざるをえない状況となってしまうことをなんとかしたいと考えているからです。


そのため、株価が下落しても利益を出せるショート(売り)を運用の手段にしたいと考え、ヘッジファンドへ移籍するのでしょう。



■しかし、こうなってくると、彼らはいま大いにビビっているはず。


というのも、自分の資金だけではなく、ファンドは多くの場合、スポンサーから資金を調達しています。


スポンサーは大変シビアです。儲からないファンドからは一斉に資金を流出させることはよくあること。


しかも、上昇相場です。上昇相場で利益を出せないとなると、それだけファンドの存在意義は低下してしまいます。


だからといって、ポジションを大きく転換することもできない。さて、どうしたらいいか。



■私はこれを“置いて行かれる恐怖”と考えています。


投資をしているとついつい株価が下落してしまうことを恐れがち。しかし、投資をしていて一番怖いのは、置いて行かれる恐怖。


株価上昇に置いていかれてしまうことから焦って投資したらピークであったら、、、目も当てられません。


まだ強弱拮抗しているタイミング。多くの投資家は、置いて行かれる恐怖と戦っています。


私は、3月10日より株式市場は「新展開」を迎えたと考えています。


現在は、そのときからの上昇を第一波動だとすれば、第二波動が始まったばかり、とも考えています。


置いて行かれる恐怖とは無縁の戦いをしていきたい、と考えています。



(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)


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■■とうとう、株式市場に【新展開】が訪れ始めた■■

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