ストレステストとは？

[akkiiさん]

ストレステストとは幅広く使われている言葉ですが、金融機関におけるストレステストは・・・ストレスのテストですな。
日本語では健全性審査とも言われます。
ただ現状における健全性を審査するのではなく、最悪の状況（＝負荷＝ストレス）を想定し、その場合財務状況はどうなるのか？ということをチェックするテストです。

で、このストレスというのが問題でして、普通の状況じゃだめなんですよね。
とんでもなく（常識ではありえないほどの）悪い状況を想定しなければいけないんです。ですから、前提というのが極めて重要となります。
で、お宅さんは大丈夫だとか、あなたのところはこれだけの増資をしないといけないよ・・・とか、そんな判断を下すわけです。普段は自分のところでやるものを、今回は一斉にやっちゃおうということです。

その辺のことは書くときりがないので
↓
情報ＢＯＸ：米ストレステストの資本目標・条件
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090507-00000664-reu-bus_all


を参照していただくとしましょう。
自己資本比率をTier1ベースで出すわけなんですが、普通株式ベースでも求めるようで・・・ここがクセモノ。
もとからある優先株を普通株に転換する・・・ということもやろうと言えばできるわけです。
つまり、検査の結果これだけの増資が必要だけど、今ある優先株を普通株にしたらこんだけになるから新しく増資しなくても大丈夫だ・・・というケースが出てきてもおかしくはない。そんな固め手を使ってクリアしても本質的な解決にゃならんのですよ。
ちなみに、ストレステストの結果は日本時間でいうと明日の6時に発表となります。





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