【投資脳のつくり方】公的資金、エルピーダ申請検討

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【投資脳のつくり方】公的資金、エルピーダ申請検討

2009年2月4日(水)本日お伝えする内容はこちら!

1. 【日本】公的資金、エルピーダ申請検討
2.【中国】リオ・ティントに追加投資交渉
3.【日本】WiMAX、KDDI系、26日開始 

─────────────────


1. 【日本】公的資金、エルピーダ申請検討


(出所)2009年2月4日付日本経済新聞朝刊1面より



 ●新制度を半導体大手エルピーダが活用
 ●資金供与が半導体業界に行なわれる意味
 ●生き残ることが重要


半導体大手のエルピーダメモリは公的資金を使って一般企業に資本注入する新
制度を活用する検討に入った。日本政策投資銀行などに優先株を発行する形で、
今春にも資本を数百億円増強する方向。エルピーダは高い技術力を持つが、世
界同時不況の影響で業績が悪化している。企業による新制度への申請検討が明
らかになったのは初めて。


政府は一時的な業績不振に陥った企業への信用補完で経済を安定化させること
を狙い、産業活力再生特別措置法(産業再生法)改正案を3日に閣議決定した。
今通常国会で成立を目指し、今春に一般企業からの申請受け付けを始める見通
し。


エルピーダはパソコンなどに使われる記憶用の半導体メモリー(DRAM)の
国内唯一の専業メーカー。世界市場では16%のシェアを握る3位メーカーだ。
昨年夏以降、半導体は急激な価格下落に見舞われ、さらに昨秋からの金融危機
の影響で需要も急減。1月に世界5位のDRAMメーカー、独キマンダが経営破
綻するなど事業環境は急速に悪化している。エルピーダも2009年3月期の最終
損益は1000億円以上の赤字が見込まれている。


日本の半導体業界が失速した90年代、その理由を紐解くと、バブル崩壊によっ
て金融機能が麻痺してしまったことが大きな要因だったと考えられる。その結
果、サムスンのように国家資金をバックに大量投資が出来た企業に世界シェア
が5割を超えていた日本半導体産業は、壊滅的状態に追い込まれてしまった。
半導体企業に資金供与が行なわれるということは、非常に大きい。今後の展開
に注目したい。



2.【中国】リオ・ティントに追加投資交渉


(出所)2009年2月4日付日本経済新聞朝刊7面より



 ●資源外交を加速させる中国
 ●国家戦略がバックボーンにある
 ●中国は、豊富な資金源を持つから可能となる


中国の非鉄最大手、中国アルミ(チャイナルコ)が英豪系資源大手、リオ・テ
ィントへの追加投資交渉をしていることが3日までに明らかになった。リオは
資源価格急落で業績が悪化、鉱山売却や人員削減などのリストラを進めており、
中国アルミは出資拡大などで資源の安定確保を狙う。 


チャイナルコ、リオ双方が「幅広い選択肢について協議を続けている」と認め
た。3日付の豪経済紙オーストラリアン・フィナンシャル・レビューは「200
億ドル(約1兆7900億円)の投資で最終的な交渉中」と報じた。


すでに、2日には、チャイナルコ(中国アルミ業公司)に一部資産を売却する
方向で交渉を行っていると明らかにしている。地元各紙の報道を認めた形だ。
取引が成立した場合、放出されるのはアルミニウムや銅関連の資産となるもよ
う。関係は深い。


チャイナルコは昨年1月、BHPビリトンによるリオ買収の阻止を狙って、米ア
ルミ大手アルコアとともにリオの株式12%を取得(うち9.3%がチャイナルコ
)。現在までに自社の持ち分を11%に引き上げている。世界的にリスクマネ
ーが枯渇している中で、国家戦略としての資源への投資活動は、大きな意味を
持つ。資源企業へのリスクマネーは、巡り巡って資源そのものへも流れて行く
からだ。結果、資源価格は、現在付近を底に反転すると予想している。



3.【日本】WiMAX、KDDI系、26日開始 


(出所) 2009年2月4日付日経産業新聞20面より



 ●次世代高速無線技術がスタート
 ●ネット接続が、移動中でも可能
 ●どれほど普及するか?


KDDI系のUQコミュニケーションズ(東京・港、田中孝司社長)は3日、
次世代高速無線技術「WiMAX(ワイマックス)」の無料試験サービスを
26日に始めると発表した。移動中も高速インターネットが利用できる「モバ
イルブロードバンド時代」の幕開けを担う。


WiMAXはパソコン(PC)のネット接続などに使う無線LAN(構内情
報通信網)を移動中でも使えるように改良した技術で、最大通信速度はAD
SL(電話線を使ったデジタル高速通信)並みの毎秒40メガ(メガは100万)
ビット。現在最速の第三世代携帯電話の約5倍ある。26日から無料試験サー
ビスを首都圏の一部地域で始める。


早速さきほど無料試験サービスのモニター募集に応募した。新しい技術やサ
ービスは経験できるのであれば自らで行なわなければ分からない。

●モニター募集はこちら
http://www.uqwimax.jp/service/application/  


WiMAXであれば、新幹線での移動中もウェブサービスを、通常通り利用
する事ができる。ただ、それほど利用が広がるかどうか?というのも、10年
度以降には国内の携帯各社が現在の携帯電話を高速化した「LTE」と呼ば
れる新技術を商用化する。通信速度は毎秒100メガビット超とWiMAXを
上回る。WiMAXがどれほどのものか、試してみたいと思う。



(文責:木下 晃伸 きのした てるのぶ)
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