優利加さんのブログ
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防衛力増強のための財源が示されて・・・
昨日の米国株式相場は小幅続落した(DJIA -154.10 @44,247.83, NASDAQ -49.75 @19,687.24, S&P500 -17.94 @6,034.91)。ドル円為替レートは151円台後半の前日比円安ドル高水準での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証プライムでは、上昇銘柄数が823に対して、下落銘柄数は750となった。 騰落レシオは102.31%。東証プライムの売買代金は3兆8412億円。
TOPIX +8 @2,479
日経平均 +7円 @39,372円
米国では、米11月消費者物価指数(CPI)の発表を翌日に控えて様子見ムードが強かった。ダウ工業株30種平均は続落した。ダウ工業株30種平均の下げ幅は一時200ドルを超える場面があった。それでも、ナスダックは7日連続で取引時間中の最高値を更新する場面もあった。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.47%下落した。
本日12月11日の東京市場では、日銀が12月11日に発表した11月の企業物価指数が前年同月比3.7%上昇し、2023年7月以来の高い伸び率を示したことを背景に日銀の追加利上げ観測が強くなった。これを背景に、金利上昇の恩恵を受けやすい三菱UFJなど銀行株や保険株が買われた。また、防衛力強化のための財源として法人税、たばこ税、所得税の3税を巡る政府案が示された。2026年4月以降、法人税は新たに税率4%を付加する防衛特別法人税が課される。これを好感して川崎重工、三菱重工、IHIなど重工銘柄は目立って上昇した。他方、台湾積滞電路製造(TSMC)が12月10日に発表した11月の売上高は前月比マイナスとなった。これにより半導体市場の楽観的な見方が後退して、半導体関連銘柄は売られた。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日の十字線に続き、下ひげを引いた寄引同事線となり、安値ではすかさず買いが入るが、上値では売り圧力が強くて上がれない状態が続いている。株価サイクル③(着実な上昇局面)は継続中である。何らかのきっかけさえあれば、上方向の動きが加速しやすくなる。
33業種中24業種が上げた。上昇率トップ5は、銀行(1位)、保険(2位)、繊維製品(3位)、精密機器(4位)、その他金融業(5位)となった。
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