注射と薬の副作用

[はるるっぴさん]

メリークリスマス!!

おはようございます。


先日、運よく証券会社の小物とお会いできた。

アメリカの実体経済は来年3月まで悪い話が出てくるだろう。

そこで、材料出尽くし～？

オバマ新大統領に対する期待も大きかった。
（期待はずれになったらどうなるのか？）

利下げ

⇒不良債権の買取り

⇒公的資金注入など

日本では、10年以上かかったことをアメリカは1年でやった。

アメリカの対応が早い!!

と評価されていた。


結論的には、株価は、来年3月頃、
底を打って反転上昇するだろうといった論調だった。


ただ、わたしが、聞いていて、
複雑なデリバティブをほとんど理解されていないと思った。

その方は、いままでずっと相場を間違え続けていた。
強気論は、歓迎したい。

しかし、安易な楽観論には、警戒が必要だと思う。


経済評論家は、意外と現場をご存じない方が多い。
もちろん、経済テストを受験されると
高い点数を取ると思う。


わたしの担当の証券会社の営業員さんにも聞いた。

＞上の人は、底値の見通しをどのくらいと見ているのですか？

すぐ、答えが返ってきた。

＞底をつけると、いつも、そこが底値といわれます。

＞また、底をつけると、そこが底値といわれます。

底をつけると、そこが底らしいです。


営業員さんも本社に対して疑心暗鬼になっている。

証券会社の上の人が、営業員さんに
株はまだまだ下がるかもしれないと言った瞬間が、
底値のような気もする。


証券会社は、仕事柄

株価が暴落しても強気

株価が上昇しても強気

ほとんどの人は、株を買うことしかできないから、
ずっと強気です。


投資家が、持っているだけで、
証券会社に手数料が入るしくみの
投資信託は、いつまでたっても、売れません。

基準価格が上がっても下がっても

持っていてください!!


素人さんでも一番わかりやすい方法は、

大証券会社の株式セミナーに参加したとき


参加者が、ほとんどいないときが、買い場。
参加者が、一杯で熱気ムンムンのときが、売り場です。

真面目な長期投資家は、
ちょっと考えれば、誰でも、わかることを理解しましょう。


さて、

アメリカ一国で見ても、
相当な金融政策をとっている。（日本経済新聞より）

ベアスターンズの救済からはじまり
減税金の小切手による還付

7000億円の公的支援策
エージェンシー債への保証支援

ビック3への支援
CP買い入れ

オバマ新大統領の新経済対策

などなど上げたらきりがない。

いくらお金を使うのでしょうか？


わたし自身も、以前アメリカの
財政赤字、経常赤字のGDP比を
頭にいれておくようにしていたが

最近、わけがわからなくなったので、やめた。

米国だけでなく、欧州、新興国も
かなりの財政出動をしている。


今、病院患者にたとえると、
注射をバンバン打って
薬をドンドン飲ませている状況。

一応、症状はおさまっているように見える。
しかし、薬には必ず毒が含まれているので、
必ず副作用がある。
【くわしいことは、お医者さんにご確認ください。】

投資家は、物事を表面的にとらえるのではなく、
その背景、副作用も頭に入れておくべきでしょう。


日本では、ゴルフ会員権は、
バブル崩壊から暴落した水準になっている。

株価は、大証修正株価で見ると、
今回の金融危機が表面化するまで、相当戻っていた。

外国人が日本株を買っていたからです。
その外国人が、今、売り続けている。


証券会社の発表する、
あてにならない主体別売買動向でも

傾向だけは読める。


ヘッジファンドが動きだす
クリスマス明けの相場に注意したい。

ゲート条項の関係で、換金売りがクリスマス明け出る。
日本の個人投資家の買いで、買い支えることができるのか？

年金基金の持ち高調整もほぼ完了しているので、
あまり買わない。

現在、株式の持分につき議論されている。
来年は売り側に寝返る可能性もある。


日本の投信の買いは、わずかだろう。
世界の投信の売りは、続いている様子。

ヘッジファンドの換金売りの方が強烈だと思う。
～わたしの予想がはずれることを期待したい。
世界の長期投資の買いは、まだだろう。


世界の政策当局は、難局に対して
むずかしい舵取りをしている。

引き続き、応援したい。


おしまいです。

あすは、日記なしです。
あさっては、未定です。