投資歴20年のmasaさんのブログ
日銀副総裁のサプライズ発言で急騰、但し注意が必要
情報誌に掲載されました。未経験から株式投資を始めて20年以上。大昔は資金激減と半減を数えきれないほど繰り返しましたが、株式投資だけで生活できるようになりました。大失敗の経験を元に作成したホームページ「素人投資家の挑戦(情報誌での掲載内容もご紹介)」、私が売買した銘柄を公開している「勉強できる私の買い付け」こちらも、ご覧いただけると嬉しいです。 慎重かつ丁寧な投資を心掛けながら、資金を少しずつ増やし続けている実録です。
株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。
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2月8日 木曜日
日本株について
本日の日経平均株価は、743円高の36863円で取引終了。
前場は買い先行のあと上値重い展開でしたが、日銀副総裁の発言をキッカケに急騰して前引け。後場は一段高から、高値揉み合いのまま大幅反発。
〇東証プライムの売買代金と騰落状況
売買代金は5兆5622億円、出来高は20億9634万株。
値上がり銘柄数は584、値下がり銘柄数は1013、変わらずは60銘柄でした。
〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は110、値下がり銘柄数は111、変わらずは4銘柄でした。
上昇率の高い順
協和キリン 19.4%高
ソフトバンクG 11.1%高
アドバンテスト 7.6%高
ルネサスエレクトロニクス 7.1%高
テルモ 6.9%高
下落率の高い順
清水建設 16.2%安
ディー・エヌ・エー 10.2%安
三井金属工業 9.2%安
大成建設 8.0%安
AGC 7.3%安
〇米国株による影響
(米国株については、朝の株日記で詳しく書いています)
ダウ平均 0.40%高
ナスダック 0.95%高
S&P500指数 0.82%高
ダウ平均は3銘柄の影響を除けば横ばいですが、他の2指数がしっかりとした展開なので、日本株にはプラス材料。
〇欧州株による影響
イギリス(FTSE) 0.68%安
ドイツ(DAX) 0.65%安
フランス(CAC) 0.36%安
欧州市場は全面安。主要3市場も揃って下げている為、こちらは日本株にマイナス材料。
〇為替相場による影響
朝は、148円を挟む揉み合いが続いており、同水準における下値抵抗が強くなっていました。
前日から大きく動いておらず、株式相場への影響は小さいと考えていましたが、日銀副総裁のサプライズ発言で148円後半まで円安進行。
○日銀総裁のサプライズ発言で株価急騰
米国株高を受けて買い先行。その後は、上値を追えるほどの大きなプラス材料がありませんので、手控え、利益確定、様子見が強くなり上値の重い展開を予想していました。
サプライズまで予想通りの展開でしたが、副総裁がマイナス金利を解除しても、利上げを進めず緩和を維持すると発言。これをキッカケに日経平均は急騰、前引けは618円高の36738円まで買われました。後場も買いの勢いが続いて一段高。さすがに、36900円まで上昇すると上値重くなりましたが、売り込まれることなく高値を維持。上昇率が2%を超える大幅高となりました。
○一部の急騰による影響が大きかった
ソフトバンクGが146円、アドバンテストは123円、ファーストリテイリングは133円、東京エレクトロンは95円、4銘柄で500円近く押し上げており、これを差し引くと日経平均は250円ほどしか上昇していません。
日経平均採用のうち半数が下落、プライム市場の7割近くが下落。
業種別でも33業種のうち16業種が下落しています。
700円を超える上げ幅とは思えないほど、多くの銘柄と業種が下げているので「保有株がそれほど騰がっていない、下げている」という投資家は多くいらっしゃるかもしれませんが、失望・ガッカリ・買い付けの失敗と思う必要は全くないのです。
○行き過ぎか
発言に過剰反応した印象、また AI などによる「つり上げ」と思えるような値動きなので、その修正(調整・下落)、つり上げた後の売り逃げなどには注意したいところ。700円を超える急騰を見るのではなく、4銘柄の影響を除いて「日経平均は250円高で上値は重かった」という見方くらいが丁度良いと思っています。もちろん、「行き過ぎも相場」なので、まだ上昇し続けるかもしれませんが。
チャートを含めた全ての表示はブログで、ご覧下さいませ。
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X @mm333m
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