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分かりやすいビッグスリー救済法案白紙の背景説明

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クリックして頂けると励みになりますm(_ _)m ランキング参加中日経BIZ+のコラムで、ビッグスリー救済法案が否決された背景を分かりやすく説明されていたので記録しておきます。米上院はどうして救済法案を白紙に戻したのか金融危機はあくまでビッグスリーの経営危機のトリガーに過ぎず、本質的な問題は経営努力不足、労働組合の圧力、そして貧困問題である、という指摘は「なるほど」と納得させられます。しかし、そうだとすればこれは相当に根が深い問題ということになる。根が深いということは簡単には解決できないということでもあり、また今回のような究極の状況にならなければ自ら積極的に解決しようという動機も働きにくいということでもあります。同コラムの記事で紹介されている数字から計算すると、UAW(自動車労働組合)の賃金は非組合員の1.5倍以上。UAWの組合員は、俄かには信じられないほどの高給取りというのが実態らしい。これでは保身・既得権益の保護に走りたくなる組合員の気持ちも理解できる。情緒的には理解できますが、しかし再建のためには冷徹に判断しなければなりません。国際的に競争力のある、持続可能な自動車会社として再生するためには、UAWが状況をわきまえて非組合員並みの賃金を受け入れることが大前提であることは論を待ちません。これを労使自らが計画に盛り込めないというのであれば、chapter11による再生という手段に訴えるしかないでしょう。この根本的かつ構造的な問題をほったらかしにして賃金や福利厚生は現状維持、その上で二度と破綻の瀬戸際に追い込まれることのないような強靭な企業に生まれ変わるなどということができるわけがない。米国の良識ある決断を見せて欲しいと切に願います。
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