「普段着で参加できる」お茶会です
仁王門入ってすぐ左手の「源平の庭」に目を向けると、
平敦盛と熊谷道真との間にゴロゴロほたえる猫ちゃん発見。
お迎えありがとうニャン
表千家同門会兵庫県支部が席主であった、寿桜席。
菓子は敦盛団子で大師餅本舗製。
花が「ウツボカズラ」のような「カラー」のような魔訶不思議な形をしていましたが、
「ユキモチソウ」で、お庭に咲いていたものとのこと。
希少なものを拝見させて頂きました
裏千家淡交会第一部が席主の須磨寺本坊席。
お軸が鵬雲斎大宗匠筆の「薫風自南来」。
大宗匠ゆかりのお品が多かったこともあり、
話題は先日100歳の御誕生日を迎えた大宗匠のお話が中心に
茶会は撮影・録音とも禁止なので写真はありませんが、
表千家・裏千家とも綺麗にお茶を点てておられて、美味しかったです。
お水は六甲布引の水を使われているからでしょうか
今回茶券を入手するにあたって、今までなかった注意事項を受けました。
「4年ぶりの開催になりますし、事前に茶席が決められているので、
時間をお間違えませんように」とのこと。
高齢者が多い集まりですし、準備段階でも慎重な議論を重ねたと聞きます
須磨の茶会に行こうと思った理由のひとつは、
須磨一弦琴の演奏を聴きたかったからでもあります。
一弦琴(須磨琴)は一枚の板の上に一本の弦を張ったシンプルな楽器ですが、
実に表情豊かな音を奏でます
コロナ禍に加え、これから少子高齢化に向けて、消滅する分野や文化もあるでしょう。
実際この数年の変化を受けて代替わりしたり、解散した団体もあります。
須磨琴保存会会員は200人を超えると聞いて、安心する私です