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金融不安による売りと、値ごろ感による押し目買いの綱引き

情報誌に掲載されました。未経験から株式投資を始めて20年以上。大昔は資金激減と半減を数えきれないほど繰り返しましたが、株式投資だけで生活できるようになりました。大失敗の経験を元に作成したホームページ「素人投資家の挑戦(情報誌での掲載内容もご紹介)」、私が売買した銘柄を公開している「勉強できる私の買い付け」こちらも、ご覧いただけると嬉しいです。 慎重かつ丁寧な投資を心掛けながら、資金を少しずつ増やし続けている実録です。


株日記は「米国株について」を朝の8時頃

「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。


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3月16日 木曜日


日本株について

本日の日経平均株価は、218円安の27010円で取引終了。

欧米株大幅安を受けて、売り気配のまま値が付かない銘柄多数あり。9時13分の寄り付きは597円安。その後は大きく買い戻され、10時過ぎには172円安まで下げ幅を縮小させるもジリ安で前引け。後場はジリ高で27000円を回復。


〇東証プライムの売買代金と騰落状況

売買代金は3兆5489億円、出来高は16億5488万株。

値上がり銘柄数は218、値下がり銘柄数は1582、変わらずは25銘柄でした。


〇日経平均採用銘柄の騰落率

値上がり銘柄数は30、値下がり銘柄数は191、変わらずは4銘柄でした。

上昇率の高い順

Zホールディングス 2.9%高

サイバーエージェント 2.7%高

ニチレイ 2.4%高

花王 1.7%高

日本電信電話 1.5%高


下落率の高い順

三井住友トラストHD 6.2%安

住友金属鉱山 6.2%安

第一生命HD 6.1%安

JFEホールディングス 5.5%安

T&Dホールディングス 5.4%安


〇米国株による影響

(米国株については、朝の株日記で詳しく書いています)

ダウ平均 0.87%安

ナスダック 0.05%高

S&P500指数 0.70%安


金融不安が広がる中、下げ幅を縮小させた展開は日本株に少しだけプラス材料。


銀行、保険に大きなマイナス材料

米国株では金融株が軒並み下落。バンク・オブ・アメリカは3.7%安から0.9%安まで戻し、ウェルズ・ファーゴも5.2%安から3.2%安まで戻していますが、シティグループは売り込まれて5.4%安、モルガン・スタンレーは5.0%安。ダウ構成銘柄ではJPモルガン・チェースが4.7%安、ゴールドマン・サックスは3.0%安と全面安。この展開は日本の金融株に大きなマイナス材料。


鉱業、石油・石炭にマイナス材料

原油価格が4%を超える下落となり、米国株ではエネルギーが突出した下落率になっています。この展開は日本の鉱業、石油・石炭に大きなマイナス材料。


機械株にマイナス材料

建設機械大手キャタピラーが3.7%安。引けにかけて戻していますが、直近は急落トレンド。この展開は日本の機械株にマイナス材料。


〇欧州株による影響

イギリス(FTSE) 3.83%安

ドイツ(DAX) 3.27%安

フランス(CAC) 3.58%安


欧州市場は全面大幅安。主要3市場も揃って大幅安になりました。

クレディスイスへの信用不安と株価暴落で、金融株が大幅安。


日本に投資している海外投資家のうち、6割から7割が欧州投資家なので、これだけ下げると米国株の影響よりも大きくなる。


銀行、保険に大きなマイナス材料

前日の日本株は、暴落していた銀行株が買い戻される展開。本日は、欧州の金融株大幅安を受けて、欧州投資家による日本の金融売りがあったのではないかと。また、前日に買い付けていた投資家による見切り売りと失望売りで、下げに拍車がかかった印象。


〇為替相場による影響

1ドル133円を挟む動き。前日から1円ほど円高になっており、こちらも日本株にマイナス材料。影響を受けやすい自動車も売られています。


〇外需関連株から内需関連株へ

外部環境の悪化を受けて、銀行と保険を含む外需から、ディフェンシブ性の高い内需へ資金がシフト。情報・通信、食料品、電気・ガス、小売り、医薬品などが比較的堅調。


〇金融不安による売りと、値ごろ感による押し目買いの綱引き

売り気配のまま値が付かない銘柄多数あり。9時13分の寄り付きは597円安で、終値は218円安。米国株と同じく、金融不安が広がる中でも値ごろ感による押し目買いが入っています。


〇クレディ・スイスに対する信用不安後退

----- 朝に更新している米国株の項で書いていたこと -----

筆頭株主が追加の支援を否定したことで信用不安が広がり、欧州の金融株が軒並み急落。これを受けて、米国株でも金融株が下落。


シリコンバレーバンク破綻に端を発する金融不安が広がる中、急落していた金融株は前日に下げ一服。しかし、クレディ・スイスへの不安が高まったことで、本日は多くの金融株が売られる展開。


但し、スイス中央銀行はクレディ・スイスに流動性支援を表明、クレディ・スイスも受け入れると発表。信用不安が和らぐのか注視しています。

----- ここまで -----


その後、クレディ・スイスが最大で500億スイスフラン(約7兆1000億円)を調達すると発表。

これを受けて、クレディ・スイスに対する信用不安が少し後退。値ごろ感による押し目買いと相まって、株価の戻りを後押し。


チャートを含めた全ての表示はブログで、ご覧下さいませ。

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