木下 晃伸さんのブログ
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【投資脳*海外株】マカオ空港、開港以来最大のピンチ
■みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下晃伸(きのした・てるのぶ)です。
■大きなイベントが終わり、方向感が定まらない展開になるかと思いきや、
世界的に株価は好調を維持しています。
景況感悪化のニュースも耳慣れてくる中で、リスクマネーが動き出している
と言えるでしょう。
ただ、何でも好調というわけではありません。企業ごと、産業ごと、国ごと
の分析が必要になってくるタイミングであると考えます。
それでは、本日もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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本日お届けする内容はこちら!【2008年12月11日付】
●【香港】マカオ空港、開港以来最大のピンチ[運輸]
●【台湾】華碩、ノートPC世界シェア来年5位目標[IT]
●【英国】ソニエリなど14社、「アンドロイド」に参加[IT]
※ニュース提供/NNAニュース
アジア版(http://news.nna.jp/)
ヨーロッパ版(http://news.nna.jp/eu.html)
著者により一部文章が削除、変更されるケースがございます。
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●【香港】マカオ空港、開港以来最大のピンチ[運輸]
独立系シンクタンクのアジア太平洋航空研究所(CAPA)はこのほど、マカオ
国際空港が1995年の開港以来最も困難な経営環境に直面しているとするリポ
ートを発表した。
同リポートはマカオ空港について、1998年のアジア通貨・金融危機、2001年
の「9・11」米同時多発テロ、03年の新型肺炎SARSでもさほど大きな影響を
受けなかったが、今回の金融危機では貨物量と旅客量が大幅に減少していると
指摘。さらに、中国本土経済の減速、珠江デルタ製造業の経営悪化、中台間
の直行便拡大などが、いずれも空港経営に打撃を与えると分析した。
一方で、今後は日本、韓国、インド、中東が有力な旅客源になるとし、カジ
ノ客らによるビジネスジェット市場も大きな伸びが見込めると予測している。
10日付マカオ日報が伝えた。
●【台湾】華碩、ノートPC世界シェア来年5位目標[IT]
華碩電脳(ASUS)の沈振来執行長は9日、来年にノートブック型パソコン
(ノートPC)出荷シェア世界5位、2010年に3位入り(年間出荷台数1,700万台)
を目指すと明らかにした。もともと10年までに5位入りが目標だったが、低価格
ノートPC「Eee PC」などが好調であることから繰り上げた。
また、来年の出荷目標はマザーボード(MB)が今年と同程度の2,200万枚、
ノートPCは14%増の650万台、Eee PCは40%増の720万台。売上高は今年より約
10%増を目標としているようだ。
同日発表した11月の自社ブランド事業の売上高は248億台湾元で、前月比7%
減、昨年同月比10%減となった。1~11月の累計は昨年同期比21%増の2,508
億元だった。10日付工商時報などが伝えた。
●【英国】ソニエリなど14社、「アンドロイド」に参加[IT]
米インターネット検索大手グーグルのオープンソースの携帯電話向けプラットホーム
「アンドロイド」の開発・普及を目指す団体「オープン・ハンドセット・
アライアンス(OHA)」に、新たに14社が加わる。OHAが9日、明らかにした。
参加を表明したのは携帯電話機大手ソニー・エリクソン(本社:ロンドン)、
携帯電話サービスで世界最大手の英ボーダフォン・グループのほか、日本の
ソフトバンクモバイル、東芝、オムロンソフトウェアなど。これにより同陣営は
47社に増え、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」やカナダのリサーチ・
イン・モーション(RIM)が手掛ける携帯情報端末(PDA)「ブラックベリー」、
基本ソフト(OS)市場で圧倒的なシェアを持つ英シンビアンのソフトを内蔵する
スマートフォンとの主導権争いが激化しそうだ。
独Tモバイルは今秋、「アンドロイド」を初めて搭載した台湾・宏達国際電子(HTC)
製の端末「TモバイルG1」を米英で発売した。ソニー・エリクソンは来年半ばにも
対応機種を投入するとしている。
(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)
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編集後記
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アジアの株価に、上海の動向が大きく影響するようになっています。
中国の存在感が株式市場でも大きくなっていることを実感しなければなら
ないでしょう。
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