3月22日 火曜日
日本株について
本日の日経平均株価は、396円高の27244円で取引終了。
堅調な欧米株と円安が大きな買い材料となり、窓を空ける急騰でスタート。その後は、高値圏での揉み合いに終始しました。
〇東証1部の売買代金と騰落状況
売買代金は3兆4261億円、出来高は15億3323億円。
値上がり銘柄数は1144、値下がり銘柄数は954、変わらずは83銘柄でした。
〇東証1部の業種別ランキング
28業種が上昇、5業種が下落
上昇率の高い順
鉱業、保険、卸売、銀行、石油・石炭
下落率の高い順
海運、食料品、空運、金属、小売
〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は188、値下がり銘柄数は33、変わらずは4銘柄でした。
上昇率の高い順
(1605)INPEX 8.63%高
(8058)三菱商事 6.89%高
(8031)三井物産 6.32%高
(8750)第一生命HD 5.99%高
(8766)東京海上HD 5.92%高
下落率の高い順
(2801)キッコーマン 6.72%安
(9101)日本郵船 1.85%安
(2002)日清製粉G本社 1.81%安
(6701)日本電気 1.77%安
(2413)エムスリー 1.51%安
〇米国株による影響
米国株についての詳しい内容は、朝に更新している「米国株について」をご覧下さいませ。
ダウ平均 0.58%安(201ドル安)
ナスダック 0.40%安
S&P500指数 0.04%安
前週末の3指数
ダウ平均 0.80%高(274ドル高)
ナスダック 2.05%高
S&P500指数 1.17%高
本日は3指数揃って下げていますが、前週末までの上げ幅を考えると僅かな調整(下落)です。前週末比だけでみても僅かな調整。この展開は日本株にプラス材料。
ハイテクにプラス材料
ハイテク比率の高いナスダックが、前週末に2%を超える大幅高。ナスダックも前週末まで4連騰、短期暴騰していたことから、日本のハイテクにもプラス材料。
鉱業、石油・石炭にプラス材料
原油価格の上昇を受けて、米国株ではエネルギー関連が買われています。ダウ構成銘柄ではシェブロンが上昇率トップ。業種別でもエネルギーが3.8%高。2位の素材は0.9%高なので突出した上昇率になっています。この展開は、日本の鉱業、石油・石炭にプラス材料。業種別では鉱業が上昇率トップ、石油・石炭が5位。
銀行、保険は微妙でしたが、結果は買われる展開
米国ではパウエル議長の発言を受けて金利が急上昇。しかし、その恩恵を受けやすい米金融関連は売られるもの多数。ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ、シティグループが下落。業種別では金融が0.1%安と僅かに下落。金利の急上昇は日本株の銀行、保険にプラス材料ですが、米金融の下落を踏まえると微妙。結果は買われる展開で、業種別では保険が2位、銀行が4位でした。
〇欧州株による影響
イギリス(FTSE) 0.51%高
ドイツ(DAX) 0.60%安
フランス(CAC) 0.57%安
前週末の3市場
イギリス(FTSE) 0.26%高
ドイツ(DAX) 0.17%高
フランス(CAC) 0.12%高
前週末の欧州市場は全面高。主要3市場も小幅ながら上昇。本日の欧州市場は高安まちまち。大きく動いていないことから、日本株への影響は限定的という印象。
〇為替相場による影響
ドル円相場はパウエル議長の発言を受けて、1ドル119円半ばまで円安進行。その後、株高と相まって120円台へ。ユーロ円相場は1ユーロ131円半ばから132円前半へ。
株と為替は連動しやすいので「株が先か、為替が先か」となりますが、急激な円安は日本株にプラス材料。1ドル120円台は、およそ6年ぶりの水準です。
〇嬉しい悩みが聞こえていきそう
株価が底打ちしてから、6日続伸で暴騰!
いつ売ればいいのかな。
嬉しい悩みが聞こえてきそうな暴騰相場になっています。