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どうしてこんなに強いの


今週の相場は、18,599円で引けて週間334円のプラスでした。アメリカ株をはじめとする世界の株が低迷する中で、この強さはどうしてでしょうか。


理由は、なんとか説明できますが、9月29日につけた17,000円割れから、わずか1か月半で、これまで回復した相場についてはどう説明するのでしょうか。


郵政グループ上場のためのストーリーを考えないと、理由をうまく説明できません。


「へ~、そうなの!」


「ストーリー」については、長くなるので省略しますが、9月下旬の17,000円をつけた時点で、テレビ番組「モーサテ」出演者20名ほどのなかから、今回の回復を予想した3人を取り上げて、理論的な根拠とその背景(職業、性格)について検証してみました。


A氏(証券会社出身のコメンテーター、強気):
過去3年の株価とマネタリーベース(日銀による市場への資金供給量)との関係から、17,000円は下げすぎで適正な20,000円に戻る。


B氏(証券会社のアナリスト、不明):
この相場は、郵政上場を成功させるための官製相場。いずれ政府から郵政への支援策が発表され、10月以降20,000円を回復する。


C氏(証券会社のアナリスト、昔は強気だが今は若干弱気):
各種データから、日本の景気は悪化をたどっている。日銀黒田総裁からバズーカ砲3段目が発射され、株価は年末に向けて回復する。


いうまでもありませんが、長期投資を前提に「いい株を、波を読み、波に乗って投資する」ものにとっては、株価の中長期の見通しが生命線です。これからの見通しを含めて、誰の意見を参考にして相場観を立てたらいいのでしょうか。


「…で、あなたの相場観は?」


「……」



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