ユニ・チャームは、海外円建て新株予約権付社債（転換社債＝ＣＢ）を発行し、547億円を調達するそうです。

払込日は25日で、ＣＢ発行は５年ぶりとなりますが、調達資金はアジアを中心とした海外事業の強化に充てるそうです。

併せて上限130億円の自社株買いも実施するそうです。

今回のＣＢは転換価格を先に決め、投資家の需要に応じて募集価格を決定する「日本では初めての方式」（ユニチャーム）で、通常のＣＢよりも高めの募集価格が見込め、調達資金の増額につながりやすいとのことです。

転換価格は８日終値よりも10％高い2409円としたそうです。

資金はサウジアラビアの合弁子会社の持ち株を取得した際に調達した300億円の短期借入金の返済に充て、残りの200億円強はインドの紙おむつ工場の新設など設備投資に充当する計画だそうです。

ユニチャームの2015年12月期は６割超を占める海外事業がけん引し、連結純利益は前期比（前期は９カ月の変則決算）で実質４％増の440億円になる見通しで、ＣＢによる資金調達で海外収益の拡大を図るようです。

一方、９日から11月30日までに手元資金で600万株の自社株買いを実施し、同社が保有する自社株は計2600万株程度になり、「ＣＢがすべて転換しても、自社株の放出で対応可能」（ユニチャーム）とのことです。

ということは希薄化にはならないということでしょうかね。

であれば、希薄化懸念で株価が下がることもないんでしょうかね。

8113：2,189.5円