minnsann123さんのブログ
9/28 ソニーも4kテレビ発売
新社長がテレビで業績の向上をと会見で語っていたが、何をばかげたことをと思っていた。地デジ化での売れ筋商品は韓国に負けていたのに、というのが製品比較で感じていたからだが、それが、この4kテレビのことだったようだ。
もう、昔語りになるが、トヨタがレクサスブランドを立ち上げたときに何をいうかと思っていたことがある。ヨーロッパを中心にドイツ車を中心に高級車で苦戦していたトヨタが、ホンダや日産・三菱に先駆けて高級車試行を打ち出したのだった。
電気製品でもどうもそんな傾向がある。ソニーが電子製品ではブランド化していた時代はプレステでも海外製品に太刀打ちできたのに、液晶テレビの新型開発と高級化に出遅れたソニーが、かつての栄光を取り戻そうとするのは成り行きとしては当然だ。
しかし、どうなんだろうか、この価格。画素数が4倍になったこのサイズを4分の1にしたら42インチテレビサイズだ。42インチのテレビは今売れ筋で、20万円前後で売られている。100万円以上の価格なら従来の10分の1の売れ行きでも採算が取れるのだとすると、逆に追従する韓国もすぐに追いつけることになる。結局、高級テレビは一部の金持ちやマニアにしか売れないことになる。自動車と違ってステータスをちらつかせる製品ではないからだ。
というわけで、自動車が安全に金をかけても売れるのを見れば、テレビは高価格製品でも高画質で便利な製品が安ければ売れることになる。先の売れ筋テレビの42インチテレビも売れているのは価格を抑えた製品なのだ。(マニアの私は高機能・高価格の42インチなのだが)
ということで、ソニーはまだまだビデオとプレステから脱却できない気がする。しかも、この両方の機能を持ったiPad類似品としてのタブレット端末が来年にかけてどんどん出てくるが、ソニーのタブレット型はまだまだ他社との差別化が不十分で今後出てくる可能性があるiPadミニに対抗できそうもない。
そういえば富士通と提携をしようとしているのはどこだっけ。ソニーなら勝機はそこにあるのだが。