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【住友金属鉱山】ニッケルや銅価格の高騰で、10/3期業績は…

ニッケルや銅価格の高騰で、10/3期業績は計画を大きく上回ると予想

10/3 期1Q(4-6月)業績が計画を大きく上回っているにもかかわらず、同社は10/3期業績予想を変えていないが、2Q(7-9月)が終了する9月にも修正発表を行うものと推測する。銅やニッケルなど足元の価格水準が10/3期下期も継続した場合、単純計算では(リスク要因参照)経常利益で300億円程度の上振れが見込まれる。短期間に高騰したため非鉄金属価格水準に対する警戒感も強いが、中期的には中国の非鉄金属需要は大きい。株価は08年後半の安値から 2.7倍程度に高騰しているものの、07年高値3,280円からは半値以下の水準であり、まだ上値余地が大きいと考える。

10/3期1Qの経常利益は129億円の黒字を確保。景気悪化前の09/3期1Qと比べると74%の大幅減益となるが、09/3期4Q(1-3月)との比較では256億円の赤字から急回復。銅やニッケル価格が高騰したことが、1Q業績上振れの主要因ながら、電子材料事業も大幅に赤字が縮小しており、1Qで通期の経常利益予想110億円をすでに上回った。

ニッケル価格急落は同社の09/3期業績悪化の最大要因になったが、非鉄メジャー入りを目指して、世界全体でニッケル10万トン体制を構築する方針は変えていない。また、同社のHPAL(高圧硫酸浸出)法は、豊富な低品位酸化鉱から高品位のニッケルを回収するトップクラスの技術であり、世界から高い評価を受けている。

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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