グローセル、今期経常を一転17％増益に上方修正

　グローセル <9995> [東証Ｐ] が10月25日大引け後(17:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の10億円→14億円(前期は11.9億円)に40.0％上方修正し、一転して16.8％増益見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の7.5億円→11.5億円(前年同期は3.6億円)に53.3％上方修正し、増益率が2.1倍→3.2倍に拡大する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　(第2四半期累計期間連結業績予想修正の理由)　 2023年3月期 第2四半期累計期間連結業績につきましては、当社の主要販売先である自動車分野、産業分野において半導体や電子部品の需要が高水準で推移しました。需要の強い製品の仕入確保による販売増に加え、円安の影響もあり、売上高は前回予想を上回る結果となりました。利益面におきましては、売上高の増加に伴う売上総利益の増加に加え、利益率の高い製品の販売が好調に推移したことにより売上総利益率が予想を上回り、営業利益が前回予想を上回る結果となりました。外国為替相場の変動に伴い、当社が保有する外貨建債権債務の決済及び期末換算レートによる評価替が発生し為替差益を計上した結果、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに前回予想を上回る結果となりました。　以上の理由により、2023年3月期第2四半期累計期間連結業績予想を上記のとおり修正いたします。(通期連結業績予想修正の理由)　2023年3月期通期連結業績につきましては、第3四半期以降も需要は堅調に推移する見通しでありますが、一方では原材料の高騰や世界的なインフレの進行などによる景気への影響などは依然として不透明であることに加え、新型コロナウイルス（COVID-19）の感染再拡大によるロックダウンを起因とするサプライチェーンの混乱の可能性も否定できず、上記のとおりといたします。　以上の理由により、2023年3月期通期連結業績予想を上記のとおり修正いたします。※１株当たり当期純利益の算出にあたり、今回修正予想では2022年9月30日時点の期中平均株式数（自己株式数を除く）を用いております。なお、株式付与型ＥＳＯＰ信託口及び持株会型ＥＳＯＰ信託口が保有する株式（2022年9月30日時点：1,288,910株）についても、自己株式に含めております。※本資料に記載されている業績予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。