第一精工<6640>:1104円(-39円)
大幅反落。いちよし証券ではレーティングを「A」から「B」に格下げ、フェアバリューも1700円から1100円に引き下げている。スマホ向けRF同軸コネクタの需要が一段と冷え込んでいる一方で、静電容量型トルクセンサなど新規ビジネスの収益貢献には一定の時間を要するとし、業績予想を下方修正しているようだ。今12月期も、減価償却費負担増や販管費の増加が見込まれており、営業利益の回復は限定的としている。
ラクトJPN<3139>:8800円(+510円)
急伸。4月30日を基準日として1対2の株式分割を実施すると前日に発表しており、好材料視される展開になっている。最低投資金額が引き下がることによって、流動性の向上や投資家層の広がりが期待される展開になっている。昨年12月以降の上値抵抗線を突破してきたことで、短期資金の値幅取り妙味なども強まる状況のようだ。
アンビション<3300>:1062円(+68円)
大幅に続伸。シェアスペース運営の「あどばる」(東京都渋谷区)と資本業務提携を行うことで合意したと発表している。WEB検索サービスとの連携や直営・委託運営している店舗への送客を行うほか、グループの飲食店向け損害保険への取り組みを見込む。「あどばる」はパーティーや会議、撮影などの用途で不動産を時間貸しするレンタルスペースの開発・管理・運営を行うスペースマネジメント事業を展開している。
ピーシーエー<9629>:2400円(+382円)
一時ストップ高。前日に通期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の8.25億円から11.95億円、前期比48.1%増益に増額している。法令改正やPCの買い替え需要の増加などによって、売上高が想定以上に増大していることが背景。第3四半期累計では前年同期比23.7%の減益であったため、増益幅拡大への上方修正にはポジティブサプライズが強まる形のようだ。
レントラックス<6045>:765円(+100円)
大幅に続伸。1月の連結ベースの売上高が前年同月比42.4%増の9.35億円になったと発表している。9カ月連続のプラスで、伸び率は前月(22.1%増)より加速した。成果報酬型広告サービス事業でのパートナーサイト運営者数は前月比で344名増加し、2万8551名となった。13日に発表した19年第3四半期累計(18年4-12月)の営業利益が前年同期比24.8%増の3.79億円と順調だったことも買い安心感を支えているようだ。
サンドラッグ<9989>:3500円(-55円)
反落。みずほ証券では投資判断を「買い」から「中立」に格下げ、目標株価も4800円から3500円に引き下げている。今期最終利益は29期ぶりの減益に転じる可能性が高いと予想されること、ダイレックスを中心とした成長戦略に課題が生じている点などを格下げの背景としている。足元では、ドラッグストア事業の販売不振に加え、ディスカウントストア事業のダイレックスでも、粗利益率や経費コントロールが十分に進んでいないもよう。
GMOペパボ<3633>:6570円(+230円)
大幅に続伸。3月31日(実質的には3月29日)の株主を対象に1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、流動性の向上及び投資家層の更なる拡大を図る。また、18年12月期の年間配当は従来予想通り105.00円(普通配当95.00円、記念配当10.00円。前期実績25.00円)に決定した。19年12月期予想は65.00円(従来予想130.00円)に変更するが、株式分割に伴うもので実質的には変わらない。
大日住薬<4506>:2692円(+11円)
続伸。クレディ・スイス証券では投資判断を「アンダーパフォーム」から「ニュートラル」に格上げしている。目標株価は2800円を継続。サンバイオ<4592>と共同開発しているSB623の慢性脳梗塞を対象にしたフェーズ2試験不成功で株価は大きく調整、下落幅が大きかったことから、今後は現水準での膠着状態が続くと予想している。今後のカタリストとして、SB623の今後の開発方針決定、抗がん剤ナパブカシンなどの開発成否などを挙げている。
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