動意待ちの保ち合いがいよいよ上放れか、テクニカル材料が後押しに
時価総額:44.5億円
PER:9.87倍
PBR:0.38倍
包装、印刷関連など特殊産業機械を手掛ける商社で、ナノテク製品やMEMS(微小デバイス)、3Dプリンタといった最先端機器も取扱う。商社事業だけでなく、プリフォーム事業としてペットボトル容器の製造なども手掛ける。中国をはじめアジア圏での海外拠点ネットワークも構築。
業績面では1/15に前期の本決算を発表しているが、今期見通しは増収減益で減配計画となっており、率直に言えばファンダメンタルは思わしくない。ただし、今期は長期的な成長を見据えた戦略投資等を計画しており、業績に反して新規材料には期待がもてよう。
足元における株価推移は動意に乏しくほぼ横ばいと言える動きだが、決算発表に先行して1/9に前期業績を上方修正した際に非常に大きな出来高を作ったとみられ、これのシコリ玉解消と日柄を調整していると考えられる。一方、テクニカルはここにきて一目均衡表の遅行スパンが株価を上回ってきており、ボリンジャーバンドも収縮しきっている。自律反発でひとたび動意づけば、再度1月につけた高値を窺う可能性もありそうだ。