健康生活サービスは、売上高769.35億円(前期比7.8%増)、営業利益71.43億円(同7.9%増)となった。病院関連事業の「入院・入居セット」をはじめとしたレンタル売上やシルバー事業の介護用品レンタル売上が好調に推移した。また、寝具・リネンサプライ事業の売上が観光需要拡大に伴い伸長したことに加え、クリーニング設備製造事業の売上が省人・省力化設備への投資意欲の高まりにより伸長したことから、当セグメントは増収となった。利益面は、2023年10月より稼働の埼玉工場に係る減価償却費の増加に加え、2024年12月に取得、連結子会社化した株式会社介護センター花岡の取得関連費用計上などの利益圧迫要因はあるものの、上記の増収効果、並びに寝具・リネンサプライ事業を中心としたサービス提供価格の適正化等により増益となった。
調剤サービスは、売上高580.49億円(前期比11.0%増)、営業利益23.78億円(同14.9%減)となった。当期5店舗の出店、1店舗の閉店により店舗数が合計158店舗となった。前期に出店した7店舗を含めた新店効果による処方箋枚数の増加および処方箋単価の上昇に加え、ドラッグストア事業などを展開する株式会社mik japanの連結加入により増収となった。利益面は、かかりつけ機能の強化等による技術料売上増加に伴う利益増の一方、薬価改定や医薬品の供給ひっ迫などを背景とした原価上昇、診療報酬改定をきっかけに給与体系を見直したことによる労務費・人件費の増加等により減益となった。
環境サービスは、売上高143.89億円(前期比0.1%減)、営業利益12.30億円(同2.3%減)となった。リースキン事業とビル清掃管理事業において、それぞれトイレ周り商品の売上、病院清掃売上が好調に推移したものの、リースキン事業における加盟店向け商品販売の減少等により、当セグメントの売上は前期をわずかに下回った。利益面は、適正価格でのサービス提供、ビル清掃管理事業における工程改善等収益性向上に取り組んだものの、連結子会社におけるリースキン工場建て替えに伴う減価償却費の増加等により減益となった。
なお、親会社株主に帰属する当期純利益については、調剤薬局事業の一部店舗やシルバー事業の九州メンテナンスセンター及び株式会社mik japanに係るのれんを含む固定資産について減損損失を計上したことにより、減益となった。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.6%増の1,579.76億円、営業利益が同0.1%増の82.16億円、経常利益が同2.8%減の85.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.2%増の54.99億円を見込んでいる。 <ST>
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