東京ドームは急伸、コンサートイベント順調で１８年１月期業績・配当予想を上方修正

　東京ドーム<9681.T>は急伸。１６日の取引終了後、１８年１月期の連結業績予想について、売上高を８２０億円から８３６億円（前期比４．７％減）へ、営業利益を１０６億円から１１０億円（同１２．６％減）へ、純利益を６０億円から７８億円（同１７．６％増）へ上方修正し、最終利益を減益予想から一転して増益予想としたことが好感されている。

　東京ドームにおいてコンサートイベントの開催が順調に推移していることに加えて、各施設のリニューアル工事などに伴う固定資産除却損および解体撤去費の計上金額が従来見込みを下回ったことが要因。また、原子力発電所における事故に伴う受取補償金の計上や、資金調達方法の変更による一時費用の削減も寄与した。

　同時に、業績予想の修正に伴い、従来１２円を予定していた期末一括配当を６円増額して１８円にするとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。前期実績の１４円に対しては４円の増額となる予定だ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）