暖冬やガソリン安も、追い風の材料に
*1月22日追記
予想日初日の18日は寄り付きから一時+13.5%の急騰となりましたが、日経平均株価は今週だけでも1,000円以上も下落するという地合い悪化の影響を受け、株価は値を戻すも現在、グリーンランドリゾートは4%程度上昇しており、下値節目の400円近辺での底堅さが伺えます。
こうなりますと、相場環境の影響を受けにくいという点が安心材料となり、これから2月15日の本決算に向け、業績期待や50周年記念配などの思惑先行の買いが入りやすくなりますので、400円近辺は押し目買いの好機かもしれません。
----------------------------------------
■注目銘柄
┗グリーンランドリゾート(9656)
九州などで遊園地「グリーンランド」を運営。ホテル、ゴルフ場経営や不動産賃貸も行っています。
経済産業省による統計によると、遊園地・テーマパークの売上高は昨年10月まで16ヶ月連続で前年実績を上回りました。11月は天候不順の影響で17ヶ月ぶりの減少となりましたが、12月は歴史的な暖冬となった影響でテーマパークの運営は好調だったことがうかがえます。
グリーンランドリゾートの株価は年初からの株式市況悪化を受けて、足元では調整を強いられていますが、2月中ごろの本決算に向けて、業績期待の買いが入る可能性があります。
11月4日の第3四半期業績の発表時に、通期業績の上方修正を行っていますが、第3四半期時点で457百万円の経常利益を稼いでいるのに対して、通期見通しはこれを下回る410百万円ときわめて保守的です。決算発表に向けて、再増額修正への期待が高まりそうです。
今年はグリーンランド開業50周年の節目を迎えます。3月5日から『開園50周年イヤー』の特別イベントが始まるほか、新アトラクションの導入で集客増を狙います。
また、前年まで2期連続で配当金を引き上げていることから、50周年記念配の実施にも期待も持てるではないでしょうか。
小野山 功