【井川純一の今夜も兜町で一杯】「いっぺん、死んでみれば」

　今日１１月２２日（火曜日）の日経平均株価は、５６円９２銭高の１万８１６２円９４銭と５日続伸。朝方は福島県や茨城県などで最大震度５弱の地震が発生したこともあって安く始まりましたが、下値では押し目買いが厚くプラス圏で引けました。

　低位株祭りは依然継続していますが、今日はさらに進んで「超低位株」に物色の矛先が向かいました。丸栄<8245.T>、アーク<7873.T>、レナウン<3606.T>など超低位に位置する銘柄群が軒並み動意。腕自慢の個人が続々参戦といった感じです。また、東京テアトル<9633.T>がストップ高。こちらは低位というだけではなく、同社が配給する劇場アニメ「この世界の片隅に」の好調をハヤシ買われているみたい。ただ、なんていうのでしょうねぇ、日経平均株価はご承知のとおり強いのですが、なんだか市場のエネルギーを感じないんですね。まぁ、あくまで個人的見解なので、気にしないで下さい。

　昨夜は、中野の行きつけの店の暖簾をくぐって独りのみ、トントロを塩で３本、うまだれキャベツを頬張りながらホッピーをちびりちびり。これが最近の定番で、野菜不足をキャベツで補っている感じ。気休めなのは重々分かっております。どうぞ、お笑いください。

　きのう、今年の健康診断の結果が届く。例年、何項目かで再検査の指示が入っている。今回も、不整脈、肝機能、脂質代謝で二次検査を受けろとのこと。おっ、それでも今年は尿酸値が下がっており、まずまず。「これも、日々ビールに目もくれずホッピーを飲んでいる賜物か」とひとりご満悦。昨年より、多少健康になったような気がして、なんだか嬉しい。来春、看護師になるであろう（国家試験がまだ残っている）、娘曰く「いっぺん、死んでみれば」。

　人生なんて、いつどうなるか分からない。兜町の先輩もだいぶ鬼籍に入った。可愛がっていただいた株式専門紙時代の鬼の大編集長も１０年ほど前にこの世を去ったが、最近夢に出てきて、「暇だから、早くこっちにこいよ」と言いたそうな目で見つめている。おいおい、ちょっと待ってくれ。もう少しだけ、ほんの１０年くらい待っていただけないだろうか。さほど、やり残したことはないのだが、まだこの世に未練がある。

　取りあえず、東京五輪だけは見させてほしい。できれば、あの懐かしきバブル景気をもう一度体験したいものだが、このご時世、それはどうも無理のようだなぁ。
《ＫＣ》

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）