大引けの日経平均は前日比381.26円高の32040.29円となった。東証プライム市場の売買高は11億9118万株、売買代金は3兆1248億円だった。セクターでは、サービス業、精密機器、不動産業を筆頭に多くのセクターで上昇した。下落したのは、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属、パルプ・紙のみだった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の22%、対して値上がり銘柄は74%だった。
個別では、前日発表の中期経営計画が高評価となった西本WISMETTACHD<9260>が一時ストップ高。前日は好決算発表も出尽くし感が優勢となったRPAHD<6572>、ベイカレントコンサルティング<6532>らが反発。半導体関連株高の流れでTOWA<6315>、ローツェ<6323>らが上昇。決算発表後のアク抜け感からGunosy<6047>が上昇。リョーサン<8140>との経営統合正式発表で菱洋エレクトロ<8068>、国内証券で格上げされたSFPHD<3198>も上昇した。そのほか、トランザクション<7818>、ギフトHD<9279>らも値上がり率上位に並んだ。東証スタンダードでは、花粉症対策関連として関心続く山大<7426>がストップ高買い気配、決算発表高評価でテーオーHD<9812>が続伸した。東証グロースでは、政府のロボット導入支援により業績拡大が期待されたアルファクス・フード・システム<3814>がストップ高となっている。
一方、決算がネガティブ材料となった日本国土開発<1887>、テラスカイ<3915>、日置電機<6866>らが下落。直近で海外証券の格上げが観測されていたサンリオ<8136>が下落。上昇トレンド下放れ以降は見切り売りが加速した寿スピリッツ<2222>も下落。そのほか、ヨシムラフード<2884>、DI<4310>、イオンファン<4343>、ダイコク電機<6430>、M&A総研<9552>らが下落率上位に並んだ。東証スタンダードでは今期営業黒字転換見通しも出尽くし感から鉄人化計画<2404>が、東証グロースではバリュエンス<9270>がそれぞれ下落率トップとなった。
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