東京株式(前引け)=底堅さ発揮し小幅続伸、売買代金は低調際立つ
きょう前場の東京株式市場は、朝方安く始まったものの下値は堅く、その後はプラス圏に浮上。日経平均1万6700円台では戻り売り圧力も強く、前日終値を挟んでのもみ合いとなった。前日の米国株市場でNYダウが100ドルを超える反発をみせたが、為替の円安が一服したことで、いったんポジションをたたむ動きが上値を重くした。化学や非鉄などの素材関連株に買いが入る一方、小売、サービス、陸運といった内需系銘柄に軟調なものが目立つ。市場エネルギーは一段と低調で前引け時点の売買代金は6000億円強にとどまった。
個別では売買代金トップのトヨタ自動車<7203.T>は為替の円安一服にもかかわらず堅調。村田製作所<6981.T>、ブイ・テクノロジー<7717.T>なども高い。2次電池関連のチタン工業<4098.T>、ダブル・スコープ<6619.T>などが値を飛ばしている。UACJ<5741.T>、丸山製作所<6316.T>なども物色人気となった。半面、NTT<9432.T>が軟調、カルビー<2229.T>も下げた。前日ストップ高に買われたインフォマート<2492.T>が大きく利食われ急反落となったほか、関東電化工業<4047.T>、ツクイ<2398.T>なども売られた。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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