東京株式(前引け)=買い意欲乏しく小幅続落、円高が重荷
きょう前場の東京株式市場は、買い意欲に乏しく日経平均は続落した。前日の米国株市場では市場予想を上回る景気指標を好感して、安く始まった後プラス圏に切り返したが、東京市場では1ドル=101円台を割り込む円高が重荷となり、この流れを引き継ぐことができなかった。米国6月の雇用統計発表をあすに控えていることもあって、押し目に買い向かう動きも目立たない。ただ、東証1部の騰落レシオは前日時点で87%まで下がっており、売り圧力も限定的だ。円高でも自動車セクターに買い戻しが入り堅調な銘柄が増えている。
個別ではKLab<3656.T>がストップ高、新日本科学<2395.T>も大きく値を上げた。ジャパンディスプレイ<6740.T>が堅調、ヤマトホールディングス<9064.T>も買いを集めた。藤倉ゴム工業<5121.T>も商い急増のなか大幅高。ソフトブレーン<4779.T>はストップ高でカイ気配をつづけた後、前場終盤に目先筋の売りが集中する波乱展開となった。半面、NTT<9432.T>が冴えず、ソフトバンクグループ<9984.T>も軟調。イオン<8267.T>が大幅安。アウトソーシング<2427.T>が急反落、ユニ・チャーム<8113.T>も安い。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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