ユーラシア、前期経常を赤字縮小に上方修正

　ユーラシア旅行社 <9376> [ＪＱ] が11月4日大引け後(16:00)に業績修正を発表。21年9月期の連結経常損益を従来予想の1億8600万円の赤字→1億0800万円の赤字(前の期は6100万円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億2200万円の赤字→4400万円の赤字(前年同期は9200万円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染症の収束状況については、ワクチン接種の進展という明るい兆しの一方、国内外における変異株の増加の影響を受けております。　営業収益に関しまして、2021年4月30日に2021年9月期業績修正予想を公表した時点では、国内旅行部門では、政府のGoToトラベルキャンペーンによる需要増を取り込むべく、2021年7月～9月（2021年9月期第4四半期）において114百万円を見込んでおりました。しかし、国内における新型コロナウイルス感染症の蔓延、それに伴う4度目の緊急事態宣言の発令ならびにGoToトラベルキャンペーンの中断等により、国内旅行部門における営業収益の見込みの一部が次期（2022年9月期）以降にずれ込むこととなりました。これにより67百万円の減少影響を受けることとなりましたが、2021年4月～6月（2021年9月期第3四半期）に予想を13百万円上回る営業収益を計上したことから、通期では営業収益の減少53百万円となりました。　経常利益に関しましては、主に雇用調整助成金の特例延長により当初予想を77百万円上回りました。