ジィ・シィはＳ高で初日の取引を終了、キャッシュレス関連のテーマ性が関心集める◇

　きょう東証マザーズ市場に新規上場したジィ・シィ企画<4073.T>は、午前１０時７分に公開価格１８９０円を６７０円（３５．４％）上回る２５６０円で初値をつけた。その後も買いが入り、午前１０時４４分にはストップ高の３０６０円に上昇。後場に入り利益確定の動きも見られたが、中盤からはストップ高に張り付いてそのまま取引終了を迎えた。

　同社は、カード取引に対応するシステムを開発し、「キャッシュレス決済サービス事業」としてカード会社加盟店や企業への導入と、クラウドによる決済ＡＳＰサービスの提供を展開。需給面からの買いに加えて、キャッシュレス関連というテーマ性からも関心を集めたようだ。

　この日は同社を含め４銘柄がマザーズ市場に上場しており、リベロ<9245.T>は午前１０時５分に公開価格１４００円を５４０円（３８．６％）上回る１９４０円で初値をつけたあと、換金売りに値を崩し、結局１５７２円で取引を終了。また、デジタリフト<9244.T>は午前１０時６分に公開価格１５７０円を５４０円（３４．４％）上回る２１１０円で初値をつけたあと、１１時１５分には２５４０円まで上昇したが、午後は売り優勢の展開で午後２時５２分には２０００円に下落。ただ、引けにかけて持ち直し、結局２２０７円で取引を終えた。

　更に、初値形成を午後に持ち越したＲＯＢＯＴ　ＰＡＹＭＥＮＴ<4374.T>は、午後１時１８分に公開価格１８６０円の２．０倍にあたる３７２５円で初値をつけ、その後は売り買いが交錯したが、引けにかけては売りが優勢となり、結局３３８０円で取引を終えた。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：MINKABU PRESS