経営支援の追加報道がない限りは買いは入りにくいか
スカイマーク (9204)
■注目理由
同社は、中堅航空会社です。羽田-福岡線などを定期運航しています。
21日の同社株価は、前日比7.4%安の199円で引けました。エアアジアCEOが、「スカイマークには興味がない」と報道されて以降、同社に関するニュースは新たに報道されていません。一時は、経営再建への道筋に光が差したことで株価は上昇に転じていましたが、新たな報道が出ないことで、再度経営危機への懸念が再燃しています。
ファンダメンタルズの観点から見ると、エアバス社に対して違約金が発生した場合には、同社は経営破たんする可能性が高く、積極的な買いは控えたいと考えます。同社が経営危機を乗り切るためには、金融機関や同業他社による経営支援が必須と言えます。よって、今後の同社株価は、経営支援されるかされないかの報道次第で、大きく変動する可能性が高いと言えます。直近は新たな材料が出ていないことから、買いは入りにくいと判断しました。22日の株価は、前日に引き続き売り優勢と考えます。
なお、経営支援に関して22日になんらかの報道された場合には、株価はリバウンドする可能性もあります。ただし、現在はそういった報道が出ていないことから、売りスタントとしています。
(同社は貸借銘柄ではありませんが、個人投資家の注目度の高い銘柄と考え売り予想しました。)