■アドバンテストの動向が注目される
■アドバンテス、25/3上方修正 営業利益2260億円←1650億円
■前場の注目材料:キヤノン、露光装置を延命、旧型1000台更新サービス
■アドバンテストの動向が注目される
30日の日本株市場は、売り一巡後は次第にこう着感が強まりそうだが、底堅さは意識されよう。29日の米国市場は、NYダウが136ドル安、ナスダックは101ポイント安だった。米連邦準備理事会(FRB)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り金利据え置きを決定した。声明文で今後の利下げに慎重な姿勢を示したと受け止められるなか、売りが優勢となった。また、トランプ政権がエヌビディアに対し、中国向けの販売規制を強化することを検討していると伝えられ、同社の下げが目立ったことも神経質にさせた。シカゴ日経225先物は大阪比320円安の39270円。円相場は1ドル155円10銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。米国市場ではFOMCの結果を受けて売り優勢となったが、予想通りの内容だったとみられ、売り一巡後は底堅さが意識されてきそうだ。一方で、エヌビディアの下げが重荷になる可能性がある反面、前日の引け後に決算を発表したアドバンテスト<6857>はPTS、ADRで買われており、相場を下支えしてくる可能性がありそうだ。
また、決算発表が本格化するなか、米国の時間外でマイクロソフトが売られた一方で、ラムリサーチが大きく買われている。強弱感が対立しやすいところではあるが、下へのバイアスは強まらず、押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。日経225先物はナイトセッションで一時39130円まで売られる場面もみられたが、75日線が支持線として機能する形で下げ渋り、25日線近辺で終えた。
昨日の日経平均株価は前場中盤に軟化する場面もみられたが、その後は25日線を上回っての推移となった。引け間際にASMLホールディングの決算をきっかけに値がさハイテク株が買われた影響もあったが、その部分は剥がれたとしても25日線近辺での底堅さがみられるようだと、押し目狙いの買いが入りやすいだろう。そのほか、昨夕決算を発表したところでは、アドバンテストのほか、白洋舎<9731>、AGS<3648>、東邦レマック<7422>、サイバーエージェント<4751>、靜甲<6286>、シーユーシー<9158>辺りが注目される。
■アドバンテス、25/3上方修正 営業利益2260億円←1650億円
アドバンテス<6857>は2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は6400億円から7400億円、営業利益を1650億円から2260億円に上方修正した。コンセンサス(1980億円程度)を上回る。第3四半期は半導体試験装置ビジネスにおいて、AI関連の高性能半導体向け需要が大幅に拡大。旺盛な試験装置需要と高収益製品の販売比率上昇、円安による増収・増益効果などにより、いずれも第3四半期累計期間における過去最高額を更新した。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39414.78、+397.91)
・SOX指数は上昇(4918.10、+11.07)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・米ラムリサーチが時間外で6%高
・アドバンテスト通期計画を上方修正
・キヤノン<7751>露光装置を延命、旧型1000台更新サービス
・住友電工<5802>5G半導体の米生産中止、世界需要停滞
・航空電子<6807>インドに合弁設立、長瀬産業とコネクター拡販
・ユニプレス<5949>骨格部品、異なる強度一体に、成形技術
・リンナイ<5947>集合住宅用ガス給湯器の部材小型化、取り替え施工性向上
・タムラ製作所<6768>ラジオ用音声調整卓深耕、機能絞り低価格
・ソフトバンク<9434>クオンティニュアムと連携、量子DC実現目指す
・ローム<6963>GaNトランジスタ量産、中国社に後工程を委託
・ダイキン<6367>パナ・ダイキンなど大手空調メーカー、省エネ空調で米住宅深耕
・東洋紡<3101>液晶向けフィルムを増産、今年4ライン体制に
・東ソー<4042>ポリ塩化アルミを来月値上げ
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・06:45 NZ・12月貿易収支(11月:-4.37億NZドル) <ST>
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