富士急、前期経常を77％下方修正

　富士急行 <9010> [東証Ｐ] が4月27日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常損益を従来予想の21.1億円の黒字→4.8億円の黒字(前の期は34.1億円の赤字)に77.3％下方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の18.8億円→2.5億円(前年同期は2.1億円)に86.5％減額し、増益率が8.8倍→19.2％増に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年５月12日に公表いたしました通期（2021年４月１日～2022年３月31日）の連結業績予想は、その前提として、新型コロナウイルス感染症はワクチン接種の進展により一定程度収束に向かい、国内需要は段階的に回復するものと想定して策定しておりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症が再拡大したことに加え、2022年１月以降の変異株のまん延に伴い、主に運輸業、レジャー・サービス業等における利用客の回復が遅れたため、営業収益及び各利益は前回公表した業績予想を下回る見通しとなりました。（注）本資料に記載されている業績見通し等は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因によりこれらの予想値とは異なる可能性があります。