誠建設、非開示だった今期経常は28％増益へ

　誠建設工業 <8995> [東証Ｓ] が2月10日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.6％増の1億9400万円となった。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比27.8％増の2億7100万円に伸びる見通しを示した。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の7700万円に急拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比46.7％増の1億1000万円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の7.6％→9.9％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　ロシア・ウクライナ情勢の悪化などの影響から資源価格の高騰、サプライチェーンの混乱に伴う供給制約やインフレ、円安の進行懸念などにより業績予想の合理的な算定を行うことが困難であったことから2023年３月期の連結業績予想及び個別業績予想を未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報等に基づいて業績予想を算定いたしましたので公表いたします。2023年３月期の業績につきましては、請負住宅事業の販売が好調に推移することが予想されることから、売上高は、前期実績を上回る見込みとなりました。利益に関しましても、原材料の価格高騰や供給不足の影響から建築コストが上昇いたしましたが、販売価格の見直し効果及び販売が順調に推移することが予想されることから前期実績を上回る見込みとなりました。なお、2023年３月期配当につきましては、2022年５月13日に公表のとおり１株当たり25円を予定しております。（注）業績予想につきましては、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成されたものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。