業績好調の不動産大手 ※ 関連記事タイトル修正 12月30日
直近発表されている第二四半期決算情報によると、前年同期比で営業利益が6%上振れ、純利益は15.3%上昇しています。今期通期の純利益予想が185億円と前期よりも減益予想なため、株価も年央は軟調な展開が続いていましたが、通期予想の上方修正など上振れ期待も高まってきています。
第二四半期までの営業利益をセグメント別にみると、主力の賃貸事業が7億円のマイナスと伸び悩む一方で、建築請負事業が11億円のプラスとなり、賃貸事業やシルバー事業のマイナスをカバーしています。
さらなる上振れが期待される建築請負事業においては、都市部へのアパート供給や高品質かつ最先端の戦略商品投入、新ブランドの展開など採算性の上昇へと向けた取り組みを行っている模様です。2017年からのインフラ全体の底上げに向けた同社の活躍も期待できるかもしれません。
指標面でいえば割安指標を示すPER8.54倍、PBR1.13倍、資本効率を示す指標ROE14.3%となっています。
今後の業績向上期待を込めて中長期的な買い目線です。