米国株は下落したものの、セールスフォースによる影響が大きいことは既に織り込まれていたことから、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は前日の下落に対する反動が先行し前日比プラス圏で推移。朝方、「政府が公務員年金など100兆円規模の公的マネーを積極運用に回す」と報じられたことも買い材料視された。
値がさ半導体株の下落が日経平均の上値を抑えた一方、幅広い銘柄が買われる全面高の地合いとなったことでTOPIX優位の一日となった。なお、大引けでMSCI定期見直しに関するリバランスが入ったことから、プライム市場の売買代金は7.7兆円と、2022年4月の市場区分以降で最大の売買代金を記録した。
大引けの日経平均は前日比433.77円高(+1.14%)の38487.90円となった。東証プライム市場の売買高は29億8398万株、売買代金は7兆7612億円。全業種が上昇したなか、証券・商品先物取引業、電気・ガス業、石油・石炭製品、不動産業、鉄鋼の上げが目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は91%、対して値下がり銘柄は7%
となっている。
日経平均採用銘柄では、金利上昇一服を受けて、三井不動産<8801>、三菱地所<8802>、東急不動産HD<3289>、東京建物<8804>など不動産株が買われたほか、大和証G<8601>、野村ホールディングス<8604>、りそなホールディングス<8308>、三井住友FG<8316>など金融株も上昇。このほか、住友ファーマ<4506>、東京電力HD<9501>、ヤマトホールディングス<9064>、IHI<7013>、京成電鉄<9009>も買われた。
一方、米国市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続落となったことから、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>と半導体株の一角が売られた。また、オムロン<6645>、荏原製作所<6361>、ファナック<
6954>、日本郵船<9101>もさえない。
<FA>
この銘柄の最新ニュース
東建物のニュース一覧- 前場に注目すべき3つのポイント~こう着ながらもハイテク株のリバウンド狙い~ 2024/06/19
- 日経平均は大幅反落、欧州政治不安の高まりを受けて一時38000円割り込む 2024/06/17
- 後場に注目すべき3つのポイント~欧州政治不安と先物売りで一時38000円を割り込む 2024/06/17
- 日経平均は3日ぶりに反発、日銀会合後に一時39000円乗せるも上値は重いまま 2024/06/14
- 日経平均は3日ぶりに反落、FOMC控え売り一巡後はこう着相場に 2024/06/12
#日経平均 の最新ニュース
マーケットニュース
-
<動意株・21日>(大引け)=ユニチカ、アドソル日進、情報戦略テクなど (06/21)
- 日経平均21日大引け=4日ぶり反落、36円安の3万8596円 (06/21)
- きょうのIPOの終値、MFSは初値を下回る345円で取引終える (06/21)
- <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」1位にサンバイオ (06/21)
東京建物の取引履歴を振り返りませんか?
東京建物の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは![アセプラ(アセットプランナー)](https://assets.minkabu.jp/images/stock/img_asset_tradehistory.png)
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。