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2024/08/10 - オリックス(8591) の関連ニュース。■今週の相場ポイント 1.日経平均は4週続落、一時3万1000円台に下落 2.前週末の雇用統計悪化、米景気後退懸念高まる 3.日本株は週明け大暴落、ブラックマンデー超え 4.乱高下続く、米経済指標や日銀高官の発言で 5.決算発表が佳境に、好決算でレーザーテクS高■週間 市場概況 今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比884円(2.5%)安の3万5025円と、4週連続で下落した。

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今週の【早わかり株式市況】4週続落、ブラックマンデー上回る過去最大の下げ幅

配信元:株探
投稿:2024/08/10 06:40

■今週の相場ポイント
 1.日経平均は4週続落、一時3万1000円台に下落
 2.前週末の雇用統計悪化、米景気後退懸念高まる
 3.日本株は週明け大暴落、ブラックマンデー超え
 4.乱高下続く、米経済指標や日銀高官の発言で
 5.決算発表が佳境に、好決算でレーザーテクS高

■週間 市場概況
 今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比884円(2.5%)安の3万5025円と、4週連続で下落した。

 今週は大波乱の相場となった。米景気後退懸念の台頭と、それに伴う急速な円高が逆風となり、日本株は月曜に急落。翌日は反動で買い戻しが入ったが、その後も乱高下するなど不安定な地合いが続いた。日経平均は上下ともに記録的な値動きをみせた。

 週明け5日(月)の東京株式市場は急落した。日経平均は前営業日比4451円安の3万1458円と大暴落。1987年のブラックマンデー時を上回る過去最大の下げ幅を記録した。前週末に発表された米雇用統計が悪化し、同日の米国株市場では景気後退懸念の高まりからNYダウやナスダック指数が大幅安に。米景気懸念に加え、米金利低下を背景に外国為替市場で急激な円高が進行したことも嫌気され、週明けの東京市場は売りが売りを呼ぶ展開となった。6日(火)は急反騰。日経平均は3217円高と前日から一転、今度は過去最大の上げ幅を記録した。前日発表された米ISM非製造業景況感指数を受けて米国景気に対する懸念がいったん後退し、買い戻しの動きが加速した。7日(水)も上昇。この日伝わった日銀の内田真一副総裁の発言がハト派色の強いものと受け止められ、買い安心感が広がった。日経平均は朝方安く始まったものの、同発言を受けて切り返し一時1100円を超える上昇をみせた。8日(木)は反落。強弱観が交錯し上下に荒い値動きが続くなか、大引けはマイナス圏での着地となった。個別では決算発表シーズンが佳境を迎えるなか、レーザーテック <6920> [東証P]が好決算を手掛かりにストップ高となり注目を浴びた。9日(金)は反発。前日の米株市場が雇用関連指標の堅調を受けて上昇した流れを引き継いだ。ただ、一時マイナス圏に沈むなど引き続き不安定な地合いだった。日経平均は3万5000円台を回復して取引を終えた。

■来週のポイント
 来週は米国の経済指標がポイントになりそうだ。東京市場はパニック売りの状態からは脱したが、暴落の背景として大きいのは日米の金利差縮小である。日銀の内田副総裁の発言で国内の利上げについてはひとまず楽観視されるものの、米国の景気後退懸念から利下げ観測が強まれば為替の円高から株安の展開になりやすい。

 重要イベントとしては、国内では15日朝に発表される4-6月期GDPが注目される。海外では14日に発表される米国7月消費者物価指数、15日に発表される中国7月の鉱工業生産と小売売上高、中国1-7月固定資産投資、米国7月小売売上高、16日発表の米国7月住宅着工件数に注視が必要だろう。

■日々の動き(8月5日~8月9日)

【↓】   8月 5日(月)―― 暴落、欧米株安や円高で史上最大の下げ幅に
 日経平均 31458.42( -4451.28)  売買高40億8980万株 売買代金 7兆9674億円

【↑】   8月 6日(火)―― 急反発、先物主導で買い戻され過去最大の上げ幅
 日経平均 34675.46( +3217.04)  売買高34億8088万株 売買代金 7兆7500億円

【↑】   8月 7日(水)―― 続伸、朝安も日銀副総裁のハト派発言で切り返す
 日経平均 35089.62( +414.16)  売買高32億9536万株 売買代金 7兆3744億円

【↓】   8月 8日(木)―― 3日ぶり反落、方向感定まらず引けはマイナス圏
 日経平均 34831.15( -258.47)  売買高24億1922万株 売買代金 5兆3509億円

【↑】   8月 9日(金)―― 反発、1日の値幅が1200円超と荒い値動き続く
 日経平均 35025.00( +193.85)  売買高25億4744万株 売買代金 6兆3348億円

■セクター・トレンド
 (1)全33業種中、27業種が値下がり
 (2)下落率トップはSUMCO <3436> など金属製品
 (3)金融株は千葉銀 <8331> など銀行、野村 <8604> など証券の下げがきついが、オリックス <8591> などその他金融は上昇
 (4)内需株はまちまち。味の素 <2802> など食料品が大幅安でトランシティ <9310> など倉庫・運輸も安い。
   一方、三井不 <8801> など不動産、リクルート <6098> などサービスは堅調
 (5)輸出株もまちまち。トヨタ <7203> など自動車、ディスコ <6146> など機械が売られたが、
   HOYA <7741> など精密機器は上昇率トップに買われた

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
 1(1) 円高メリット ── 短期間での円急伸で関心集まる
 2(7) ディフェンシブ ── 株式市場の急落で緊張感高まる
 3(2) 半導体
 4(22) 好配当 ── 株価急落に伴う投資価値向上を示すモノサシ
 5(3) 金利上昇メリット
 ※カッコは前週の順位

株探ニュース
配信元: 株探

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