<5911> 横河ブHD 2000 +100急反発。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の55億円から83億円、前年同期比74.9%増に増額、橋梁事業の受注・生産が好調に推移する中、長期大型工事の設計変更について予定よりも早い進展が複数あり、竣工時に生じやすい利益の上振れが第2四半期に実現したもよう。第1四半期は減益決算であったため、上半期大幅増益決算にはインパクトが強まる形へ。
<3182> オイシックス 3300 -210伸び悩んで大幅続落。前日に業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の30億円から50億円、前期比2倍の水準に増額修正した。国内宅配事業の定期会員数およびARPUの順調な伸びによる売上高の上振れ、ARPU上昇による物流・配送効率の良化などに伴う利益率の向上などが背景。ただ、第1四半期で進捗率が7割近くに達していたことから大幅上方修正は想定線、中小型株軟化などの地合い悪化もあって出尽くし感に。
<3697> SHIFT 14340 -1750急落。70万株の公募増資、並びに、代表取締役社長を売出人とする53万株の株式売出の実施を発表している。公募売出株数123万株は現在の発行済み株式数の7.3%の水準となる。株式価値の希薄化や当面の需給悪化懸念が先行する展開になっている。募集・売出価格は14642円、受渡期日は11月9日となる。調達資金は借入金の返済、運転資金への充当としている。
<7011> 三菱重 2370.0 +146.0大幅反発。国産初の小型ジェット旅客機の事業化を凍結する方向で最終調整に入ったと報じられた。2021年度以降の初号機納入を目指していた。設計変更などによる度重なる納期延期、新型コロナに伴う航空需要低迷などから、収益化は当面難しいと判断したもよう。ただ、開発費の重しがこれまで業績悪化要因につながっていたほか、当面の需要拡大にも見込みにくい状況であったため、事業化凍結をポジティブに評価する動きに。
<4519> 中外薬 4281 +125大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、累計売上収益は5765億円で前年同期比13.3%
増、コア営業利益2319億円で同35.5%増となり、いずれも第3四半期として過去最高を更新した。ロシュ向けのへムライブラやアクテムラの海外売上、へムライブラなどのロイヤルティ収入が大幅に増え業績を牽引。コア営業利益は会社側通期予想に対する進捗率が84.3%に達しており、計画達成確度が高まる状況となっている。
<6146> ディスコ 27800 -1380大幅反落。前日に上半期決算を発表。営業利益は234億円で前年同期比35.6%増、7-9月期は141億円で同39.3%増益となった。会社計画を25億円上回り、市場予想も上回った。一方、10-12月期計画は88億円となり、市場予想を20億円程度下振れており、ネガティブに捉えられる展開になった。為替前提が1ドル=100円と保守的なこと、抑制されていた研究開発費を計上することなどが想定比下振れの背景。
<8558> 東和銀 739 +43大幅反発。SBIHD<8473>との資本提携方針が報じられた。互いに数%ずつ出資するもようで、SBIが地銀連合構想で出資するのは5行目となる。現在のところ、両社は共同店舗の運営などで協業関係にあるが、今回の資本提携によって、SBIがITや金融サービスを提供するほか、群馬県の地元企業の共同支援なども視野に入れた関係強化を図っていく。顧客サービスの充実や信用補完につながるとして、好感材料視された。
<4062> イビデン 4110 -150大幅続落。7-9月期決算発表を行った米インテルが時間外取引で一時10%安となっており、国内インテル関連銘柄としてつれ安する展開になっている。7-9月期決算は市場予想並みの水準であったが、収益源でありこれまで好調な推移が続いてきたデータセンター・チップ事業が予想外の落ち込みとなっている。また、10-12月期計画での粗利益率の悪化などもネガティブ視されているようだ。
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