地銀株が軒並み高、全般手詰まり模様も低ＰＥＲ・ＰＢＲでバリュー株素地に着目◇

　コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186.T>をはじめ、七十七銀行<8341.T>、千葉銀行<8331.T>、静岡銀行<8355.T>、京都銀行<8369.T>など地銀株が軒並み高に買われている。株式市場では低ＰＥＲ・ＰＢＲのバリュー株物色の動きが活発だが、地銀株はＰＥＲ、ＰＢＲともに超割安といえる銘柄の宝庫であり、水準訂正を期待した買いがインデックス的に入っている。成長性という点では魅力に乏しいものの、合従連衡の動きを背景に業界再編の思惑が株価を刺激する材料となっている。市場では「全体相場が手詰まり模様になっていることで、消去法的な買いが向かっている」（国内証券ストラテジスト）という指摘もある。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：MINKABU PRESS