■株式見通し:決算を手掛かりとした個別物色へ
■前場の注目材料:ワコム、2Q営業利益予想を上方修正
■パナソニック、AI・映像で接客分析、売上高との関係解明
■決算を手掛かりとした個別物色へ
15日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。12日の米国市場では、NYダウ、ナスダックともに上昇した。ダウは一時下落に転じる場面もあった。しかし、下落の目立っていたハイテク株に幅広く買い戻しの動きが広がり、引けにかけて上げ幅を拡大している。この流れを受ける格好から買い先行の展開に期待したところではあるが、シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円安の22550円。円相場は1ドル112円10銭台での推移と、不安定な状況。
先週末は直近の急落とグローベックスの米株先物の強い動きなどを背景に自律反発をみせた日経平均であったが、22500円処での攻防を余儀なくされそうである。今週は中国の9月生産者物価、9月消費者物価、7-9月期GDP、9月小売売上高、9月鉱工業生産、9月都市部固定資産投資などの経済指標の発表が予定されている。貿易摩擦への影響が顕著に表れてくるようだと、ソフトバンクG<9984>をはじめ、ハイテク株への売り仕掛けの流れが強まり、これが日経平均の重石となる可能性がありそうだ。
また、日本主導での本格的なリバウンドは期待しづらく、米国頼みの状況である。トランプ政権の動向がFANG株への売りにつながり、さらなる波乱を招くことには注視しておくことが必要。週明けのNYダウが続伸をみせてくるかが注目されるところでもある。一方で、決算シーズンとなる中、米企業の好決算が示されれば、自律反発の域は脱せないとしても、一定のリバウンドは期待できそうだ。
その他、国内でも小売企業などの決算が続いているが、個別ではコンセンサスを上回る内容もみられており、しばらくは全体の底入れからの反転よりも、個別での決算評価を意識した物色が中心になろう。
■ワコム、2Q営業利益予想を上方修正
ワコム<6727>は12日、第2四半期(4-9月)業績予想の修正を発表。売上高が従来の413.30億円から462億円、営業利益が8.30億円から27億円へそれぞれ上方修正した。テクノロジーソリューション事業においては、スマートフォン向けならびにタブレット・ノートPC向けペン・センサーシステムに対するメーカー各社からの需要が早期化したことなどから、売上高、セグメント利益ともに前回予想を上回る見通し。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(22694.66、+103.80)
・NYダウは上昇(25339.99、+287.16)
・ナスダック総合指数は上昇(7496.89、+167.83)
・米原油先物は上昇(71.34、+0.37)
・SOX指数は上昇(1253.58、+24.22)
・VIX指数は下落(21.31、-3.67)
・好調な企業業績
・補正予算への期待
・日銀のETF購入
・パナソニック<6752>、AI・映像で接客分析、売上高との関係解明
・イオン<8267>、フジ<8278>と資本提携、中四国で1兆円目指す
・JAL<9201>、衣料品で飛行機飛ばす、バイオ燃料製造プロに着手
☆前場のイベントスケジュール
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