千趣会は一時１２％安、１７年１２月期業績予想を引き下げ配当を無配へ修正

　千趣会<8165.T>は急落して一時、前週末比９６円（１２．０％）安に売られ、年初来安値を更新している。前週末２１日の取引終了後、１７年１２月期の連結業績予想について、売上高を１３５０億円から１２６９億円（前期比１．７％減）へ、営業損益を１３億５０００万円の黒字から３８億円の赤字（前期１１億９４００万円の黒字）へ、最終損益を１０億円の黒字から１０４億円の赤字（同１４億２０００万円の黒字）へ下方修正したことが嫌気されている。

　カタログ部数およびページ数の削減を行い、ネット通販で削減分を補う見込みだったが、予想通りの売上高が得られなかったことが要因。また、通販事業における固定資産の減損損失計上や、繰延税金資産の取り崩しを行ったことも最終損益予想を押し下げたとしている。

　同時に、業績予想の修正に伴い、従来、中間・期末各４円を予定していた配当について、中間・期末とも無配にするとあわせて発表しており、これもネガティブ材料視されているようだ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）