3. 2026年3月期通期の業績見通し
2026年3月期通期の連結業績は、期初計画を据え置き、売上高で前期比11.0%増の155,000百万円、営業利益で同0.2%減の3,500百万円、経常利益で同1.5%減の3,760百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同6.8%増の2,610百万円を見込む。売上高は3期ぶりの増収、営業利益、経常利益はおおむね横ばい水準となる見通しだ。
中間期までの進捗率は売上高で44.8%、営業利益で41.8%となった。期初計画では中国市場が下期から回復することを前提に、業績も下期偏重型で計画していたが、足元も中国市場の受注状況に回復の手応えが得られないようで、通期でも売上高について計画を下回る可能性が高い。一方、利益面も進捗率は低いものの、いち早く回復基調に転じた日本市場が下期も売上高を一段と拡大する見通しであり、利益ベースでの会社計画の達成は射程圏内にあると弊社では見ている。生成AIの普及に伴うデータセンターの建設ラッシュやそれに伴う先端半導体、並びに電力送配電分野の投資拡大など同社がターゲットとする市場の一部では明るい見通しも出てきていることから、2026年3月期下期以降は収益回復トレンドに移行するものと予想される。リスク要因としては、政治面での日中及び米中の関係悪化が経済面に及ぼす影響が挙げられる。なお、為替前提レートは144.00円/米ドルとしており、1円/米ドルの変動による年間の収益影響額は、売上高で444百万円、営業利益で66百万円と同社では試算している※。
※ 円/米ドルが1円変動し、他通貨も同じ比率で変動したと想定した場合の影響額。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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