日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。トランプ米大統領の発言については前日の段階で織り込まれているが、米国では予想以上にネガティブな反応だったことから、改めて持ち高調整の売りが強まりそうである。米VIX指数は一時29.56まで上昇する場面もみられ、昨年12月の高値を上回ってきた。リスク回避姿勢が強まりやすく、先物主導での下げが警戒されやすいところであろう。
日経225先物はナイトセッションで、一時36170円まで売られる場面もみられた。
再びボリンジャーバンドの-2σ(36620円)を下回ってきたことで、下向きで推移する-1σ(37470円)と-3σ(35770円)でのレンジを脱することはできず、バンドに沿った調整トレンドが継続することになりそうだ。-3σを下回って終えてくるようだと、売られ過ぎが意識されるだろうが、バンドが下向きで推移していることで、底入れが見極めづらい状況である。
昨日の日経平均株価はアドバンテスト<6857>や東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>など指数インパクトの大きい値がさ株の一角が牽引する形だった。ただし、10日の米国市場ではエヌビディアなどハイテク株の下げが目立っていることから、売り直されることになりそうだ。昨日のアドバンテストは200日線が支持線として機能する形でのリバウンドをみせていたが、同線を明確に割り込んでくるようだと、センチメントを冷ます形になるほか、先物市場での売りを誘う流れにもなりやすいところである。
米国ではハイテクが弱い一方で、ディフェンシブ株の一角が買われていた。リスク回避の動きではあるが、東京市場においても同様の動きになりやすいだろ。また、インデックス売買に振らされにくい中小型株には個人主体の値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。
<AK>
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