「製品安全対策優良企業表彰（PSアワード）」の「優良賞（審査委員会賞）」を受賞

象印マホービン株式会社は、経済産業省が主催する令和6年度「製品安全対策優良企業表彰（PSアワード）」において、「大企業 製造事業者・輸入事業者部門」の「優良賞（審査委員会賞）」を受賞しましたことをお知らせいたします。





■製品安全対策優良企業表彰（PSアワード）

製品安全に積極的に取り組んでいる製造事業者、輸入事業者、小売販売事業者、各種団体をそれぞれ企業単位で広く公募し、厳正な審査の上で、「製品安全対策優良企業」として表彰するものです。本表彰は、各企業が扱う製品自体の安全性ではなく、企業・団体全体の製品安全活動に関する取り組みが評価対象となります。
https://www.meti.go.jp/product_safety/ps-award/1-about/p1.html

■選出理由

・他社に先駆けた安全基準の策定と業界基準への昇華
電気ケトルなどの電気湯沸器製品において使用者の不注意等による転倒と熱湯流出に起因するやけど事故が発生していることを踏まえ、自社独自の転倒流水試験と要求基準を策定して安全な製品づくりにつなげるとともに、これらが JIS 規格等に取り入れられるよう関係者に積極的に働きかけて主導し、業界全体での安全性向上に貢献している。

　　　　　　倒れてもこぼれにくい電気ケトル


・事業部の垣根を超えた「横ぐし会議制度」の運用
事業部ごとの会議とは別に、設計・品質・印刷・電子等の担当毎に事業部をまたいで開催する「横ぐし会議制度」を運用している。これによって、サイレントチェンジ（発注者の承認を得ないまま、取引先の部品・素材メーカーなどが独断で製品の使用部材や材料の組成等を変えてしまうこと）への対策や製品事故情報の収集・分析など、事業部を超えて実施すべき対策を効果的・効率的に進めるとともに、部門間の連携強化につなげている。

　　　　　　　　　　横ぐし会議の様子


・誤使用事故防止に向けた消費者への注意喚起の工夫
特に注意喚起が必要な情報は取扱説明書での注意文として記載するだけに留めず、製品の開封時に目につきやすい位置に注意喚起のチラシを同封したり、二次元コードを起点として取扱説明書から製品の使い方動画を閲覧できるよう円滑に誘導したりすることで、製品本体から取扱説明書への円滑なアクセスを可能とするなど、様々な工夫を凝らすことによって誤使用事故の未然防止を図っている。

（左上）注意喚起のチラシを同封、（右上）取扱説明書に「使い方動画」へ誘導する二次元コードを掲載、（下）「使い方動画」の一部


■象印マホービンの製品安全に関する取り組みについて

象印マホービンは、当社が製造・販売した製品の安全に対する消費者の信頼を確保することが当社の経営上の重要課題であるとの認識のもと、今後も引き続き、製品安全に関する基本方針に則り、誠実に製品安全の確保に努めてまいります。

製品安全に関する基本方針
https://www.zojirushi.co.jp/corp/etc/seihin_anzen.html