<8194> ライフコーポ 3305 +245大幅続伸。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は63.5億円で前年同期比15.0%増となり、据え置きの通期計画198億円、前期比3.4%増に対して順調なスタートとなっている。主力である生鮮食品や一般食品の売上が順調に拡大したほか、コスト抑制の効果なども表面化しているもよう。また、同時に発表した6月の既存店売上は前年同月比2.8%増、4カ月連続でのプラス成長となっている。
<7085> カーブスHD 722 -30大幅反落。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は30.9億円で前年同期比27.2%増となり、上半期実績の同17.6%増から増益率が拡大した。ただ、季節要因があるとはいえ、12-2月期の14.0億円から3-5月期は10.6億円と水準は低下しており、ポジティブなインパクトは限定的に。沖縄県を筆頭に新型コロナの感染が再拡大の兆しを見せていることもあって、目先の出尽くし感が優勢となったようだ。
<1712> ダイセキS 1378 +25大幅続伸。バイオディーゼル燃料の精製方法として、これまで世界的にみても例の無い分離膜による精製方法を愛知県に提案することにより、リサイクル関係設備整備事業の採択を受けたとしている。また、補助金を活用して年度中に精製処理設備の導入を計画していることも併せて発表。分離膜による精製によって、生産性の向上や環境負荷の低減などが図れることになるもよう。
<5851> リョービ 2217 +152大幅反発。EVの新しい生産技術である「ギガキャスト」を使う大型車体部品の生産に参入すると報じられている。一体成型で数十個の鋼板部品を1個のアルミ部品に置き換えて、車体の製造コストを2割下げることができるようになるもよう。ギガキャストは米テスラが20年に導入しているほか、VWやトヨタなどでも導入計画があるもよう。同社では約50億円を投じて建屋を新設する計画のようだ。
<7921> TAKARA & COMPANY 2311 -29急反落。先週末に23年5月期決算を発表、営業益は38.1億円で前期比7.1%増となり、従来計画の36億円を上回った。また、24年5月期は39億円で同2.3%増と増益を見込み、年間配当金も前期の70円から80円に増配計画。一方、株主優待制度廃止を発表し、ネガティブ材料につながったようだ。これまで100株以上保有の株主に対して1500円相当(3年以上保有では2000円相当)の商品を贈呈していた。
<3321> ミタチ 1166 -193急落。前日に23年5月期決算を発表、営業利益は24.9億円で前期比23.4%増となり、第3四半期決算時に上方修正した水準をやや上回った。一方、24年5月期は16億円で同35.8%減の見込みと、一転して大幅減益予想となっている。記念配の一巡もあり、年間配当金も前期の65円から40円に減配計画。需要増加の反動や在庫調整などを想定しているもよう。想定外の大幅減益見通しがネガティブなインパクトに。
<3454> Fブラザーズ 1020 +37大幅に9日続伸。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は30.7億円で前年同期比2.6倍となり、第1四半期大幅減益決算から一転して大幅増益に。据え置きの通期計画33.5億円、前期比84.2%増に対する進捗率も91.7%に達している。利益率の高い賃貸不動産の売却が完了したことなどが収益拡大の要因に。なお、不確定要素などを考慮して、通期予想は保守的に据え置いているとしている。
<7427> エコーTD 992 +150ストップ高比例配分。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は4.5億円で前年同期比5.2倍の水準となり、据え置きの上半期計画5億円、同22.9%増に対する進捗率は90.8%に達している。業績の大幅な上振れ期待が高まる状況となっているもよう。売上高が2ケタ成長となったほか、物流コスト上昇の抑制や配送ルートの見直し、在庫管理の徹底などで収益率も向上したもよう。
<7453> 良品計画 1672.5 +300ストップ高。先週末に第3四半期決算を発表、3-5月期営業利益は125億円で前年同期比2.1倍となり、市場コンセンサスを30億円近く上回った。累計営業利益は227億円で同8.7%減だが、上半期実績の同46.0%減から減益幅は大きく縮小。通期計画の下振れ懸念なども後退する状況に。月次動向から警戒感が高まっていた中、見直しの動きにつながった。値上げ効果などによって粗利益率が底打ちしてきているもよう。
<6506> 安川電 6003 -214大幅に5日続落。先週末に第1四半期決算を発表、営業益は164億円で前年同期比17.9%
増となった。また、受注高は1372億円で前四半期比では8%増となった。業績・受注ともに市場コンセンサスに沿った数値とみられ、サプライズは限定的。ただ、受注高は会社計画比でやや弱含みのもようであり、半導体投資の回復が見えていないことで、第2四半期の受注は伸び悩むとの見通しも示されており、ネガティブな反応が先行。
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